KDDI、LTEを最大150メガに 国内最速、14年春めど
速度競争でソフトバンク引き離す

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2012/9/14 22:39
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2.1GHz帯と800MHz帯に加え、東名阪をはじめとする主要都市では1.5GHz帯でもLTEを展開。1.5GHz帯は新規に利用する周波数で、800MHz帯と同じく12年末までに下り最大75Mbpsでサービスを始める。

さらに、2GHz帯と800MHz帯といった複数の周波数帯を同時に使いデータ通信する「キャリアアグリゲーション」と呼ばれる技術についても「オプションとして考えている」(松田グループリーダー)と表明。2.1GHz帯で40MHz幅の整備が完了する前でも、同技術を活用することで下り最大150Mbpsを実現できるとした。

■WiMAX2計画の見直し示唆

LTEサービスの高速化計画を説明するKDDIの石川雄三専務

LTEサービスの高速化計画を説明するKDDIの石川雄三専務

LTEへの移行を急速に進めるため、KDDIでは12年の年末商戦向けモデル以降、スマホの大半を3GとLTEの両対応として展開していく。同社の現行のスマホでは3GとモバイルWiMAX(ワイマックス)の両対応モデルが多いが、「WiMAXはデータ通信専用なので、データ通信の分散(オフロード)用として重要と考えている。3GとWiMAXの両対応モバイルルーターといった形で(LTEと)共存できると思っている」(石川専務)と語り、今後はWiMAX対応スマホを縮小し、代わりにLTE対応スマホを推進していく方針だ。

KDDIはこのほか、WiMAXの後継サービスとして計画している「WiMAX2」について「いろいろなオプションを検討している。別の機会に私どもの考え、計画を説明したいと考えている」(石川専務)と語り、計画の見直しを示唆した。

同社は13年に下り最大165MbpsでWiMAX2の商用サービスを開始する計画を打ち出している。しかしここ数年、世界ではWiMAXやWiMAX2に代わり、中国などで採用が検討されている「TD-LTE」方式を推進する事業者が増えている。

KDDIとともにWiMAXの推進役を担っていた半導体大手の米インテルや通信事業者の米クリアワイヤーは、それぞれWiMAX事業の見直しを進めている。KDDIがこれまでの計画通りWiMAXを推進するのか、TD-LTEに転換するのかに注目が集まっている。

(電子報道部 金子寛人)

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