2018年6月22日(金)

楽天、通話アプリのバイバー買収 5億ユーザー目指す

2014/2/14付
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 楽天は2014年2月14日、無料通話・メッセージサービス「Viber」(バイバー)を提供するキプロスのViber Mediaの買収を発表した。Viberは世界で193カ国・地域で展開し、約2億8000万ユーザーを抱えるサービスで、「LINE」や米Microsoftの「Skype」などと競合する。

Viber Mediaの買収を発表した楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長(左)とViber Mediaの共同創業者でCEOのTalmon Marco氏

 同日会見した楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長は、新たなグローバル戦略の一環としてViberの買収を位置付け、「楽天経済圏の拡大に寄与する」と語り、楽天会員と合わせて合計5億人にまでユーザー数を伸ばすことになるなどと説明した。

 Viberの特徴として、Viber Mediaの共同創業者でCEO(最高経営責任者)のTalmon Marco氏は、スマートフォン(スマホ)だけでなくWindows 8やLinuxなど幅広いプラットフォームで使えること、そして「包括的な機能を提供する」ことを挙げる。

 テキストによるチャットや無料通話、固定電話への発信といった機能、さらに「Push to Talk」(トランシーバーのようなやり取りをする機能)など他社のサービスが提供していない機能も提供する。

■固定電話への通話無料キャンペーンも

 現在、Viberは「1日当たりのユニークユーザーが55万人増えている」(三木谷会長)サービスであり、まだまだ勢いのあるサービスであると説明。同社がデジタルコンテンツをグローバル展開する上での流通チャネルや、楽天に出店している店舗のコミュニケーションプラットフォームとしてもViberを活用していくとした。さらにゲームのプラットフォームとしての展開も検討している。

 Viberの国内展開に関しては、Viberから固定電話への通話を無料にするキャンペーンや、ステッカー(LINEでいうところのスタンプ)の無料提供などを実施するとしている。

 モバイルアプリの中で、Viberのようなメッセージアプリは2013年に特に高い成長を続けており、LINEもグローバルで3億ユーザーを超えるなど競争も激しくなっている。Viber MediaのMarco CEOによると、Viberは特に米国、ロシア、フィリピン、オーストラリア、アイルランドなどで多く使われているという。

 Viber Mediaの買収に関して、楽天は銀行借り入れにより100%同社の株式を取得し子会社化する。買収金額は9億米ドルで、2014年3月に買収を完了するとしている。

(日経コンピュータ 大谷晃司)

[ITpro 2014年2月14日掲載]

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