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化学兵器禁止条約、シリアが正式加盟国に

【ブリュッセル=共同】シリアが14日、化学兵器の開発から保有、使用までを禁じる化学兵器禁止条約の190番目の正式加盟国となった。9月12日に加盟申請文書を国連に提出し、同月14日に手続きが完了。条約の規定で30日後に発効することになっていた。

米国とロシアの合意に基づき、同条約の実施機関である化学兵器禁止機関(OPCW、本部オランダ・ハーグ)と国連の合同チームが、既に今月からシリアでの査察活動を開始。化学兵器の生産や装填に使う機器の破壊も始まり、来年半ばまでに化学兵器を全廃する計画を進めているが、内戦下で困難も予想される。

合同チーム関係者によると、シリアが申告した化学兵器の関連施設は25カ所で、保有する化学兵器は約千トンに上る。多くはロケット弾などに充填されておらず、サリンなどを製造する前段階の「前駆物質」と呼ばれる状態とみられている。

ノルウェーのノーベル賞委員会は11日、2013年のノーベル平和賞をOPCWに授与すると発表。シリアに「化学兵器禁止の義務を順守すべきだ」(ヤーグラン委員長)と要求した。

シリアの加盟で、化学兵器禁止条約に未加盟の国は、北朝鮮、ミャンマー、イスラエル、エジプト、南スーダン、アンゴラの計6カ国。うちミャンマー、イスラエルは署名したが、批准はしていない。

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