東京駅前を覆う「230mの帆」 新名所は手作り感満載
驚異の工事現場シリーズ

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2013/9/19 7:00
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東京駅では、昨年(2012年)10月に大正時代の姿に復元した丸の内口に対し、反対側の八重洲口はこの9月20日に全く違う姿に変わる。目玉は、南北230mに及ぶ膜構造の大屋根だ。膜構造とは、布など膜状の部材を、吊ったり、骨組みにかぶせたり、東京ドームのように空気圧で持ち上げて張ったりする構造を指す。

2013年2月に撮影した下の写真左奥に一部、姿を現しているのがそれ。どのようなものができるのか、どのように造るのか、この時期から現場を眺めていた。完成が近づいた7月、JR東日本に技術的な内容まで取材することができた。

東京駅八重洲口に大屋根「グランルーフ」を架ける。2013年2月時点の状況で、このときは横一杯に工事用の足場が組まれ、タワークレーンも建っていた。2013年2月5日撮影(写真:勝田尚哉、以下同じ)

東京駅八重洲口に大屋根「グランルーフ」を架ける。2013年2月時点の状況で、このときは横一杯に工事用の足場が組まれ、タワークレーンも建っていた。2013年2月5日撮影(写真:勝田尚哉、以下同じ)

2013年7月20日、足場の大半が取り払われ、グランルーフのほぼ全体が姿を現した東京駅八重洲口

2013年7月20日、足場の大半が取り払われ、グランルーフのほぼ全体が姿を現した東京駅八重洲口

左手前側がサウスタワー、右奥がノースタワー。2013年7月20日撮影

左手前側がサウスタワー、右奥がノースタワー。2013年7月20日撮影

大屋根は美しい構造だ。工事エリアの段階的な縮小、解放が進んでいる

大屋根は美しい構造だ。工事エリアの段階的な縮小、解放が進んでいる


■八重洲口を挟む2つのタワーを結ぶ

東京駅八重洲口を挟むグラントウキョウノースタワーと同サウスタワーをペデストリアンデッキ(歩道橋の一種)で結び、その上を斜めに立てかけた大屋根で覆う。さらに、みどりの窓口や店舗、高速バス乗り場を整備。これらの施設をまとめて「グランルーフ」と呼ぶ。交通結節機能を強化して、快適な歩行者空間を整備するのが事業の目的だ。

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