2019年6月16日(日)

来店客の視線を検知して興味を分析、富士通が参考出展

2014/5/13付
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日経エレクトロニクス

富士通は、店舗の来店客の視線を検知して購買行動を分析する技術を、同社の展示会「富士通フォーラム2014」(2014年5月15~16日、東京国際フォーラム)に参考出展する。例えば、来店客が陳列棚のどの商品を注視したかといった分析が可能になる。開発段階であり、実用化時期は未定としている。

赤い商品と青い商品の前に視線センサーを設置してある

赤い商品と青い商品の前に視線センサーを設置してある

視線の分析結果。累計とリアルタイムの結果を表示している

視線の分析結果。累計とリアルタイムの結果を表示している


遠距離視線センサー。最下段にあるのがズーム機能を搭載した赤外線センサー。白いかばんの下に大型の赤外LEDがある。カメラは赤い服の前に設置

遠距離視線センサー。最下段にあるのがズーム機能を搭載した赤外線センサー。白いかばんの下に大型の赤外LEDがある。カメラは赤い服の前に設置

人の視線の検知には、赤外LEDと、赤外線センサーを用いる。赤外LEDを人に照射して、角膜で反射した反射光と瞳孔の位置を赤外線センサーで撮影して視線を検知する。角膜反射よりも瞳孔が目じり側にあれば、目じり側を見ていることが分かる。

赤外LEDと赤外線センサーを搭載した「視線センサー」は、単3形電池とほぼ同じ大きさまで小型化しており、商品の陳列棚への設置が容易である。USBでパソコンにつなげて使う。この視線センサーで、陳列棚から50cm程度まで離れた場所にいる来店客の視線を検知できる。視線の座標データのみを蓄積するため、画像データなどは残らない。1つの視線センサーで1人の視線の検知が可能という。

商品を離れた場所から眺める来店客の視線検知には、「遠距離視線センサー」を用意した。ズーム機能を搭載した赤外線センサーに加えて、大型の赤外LEDと、顔を検出するためのカメラを併用する。カメラで顔を検出すると、赤外線センサーのズーム機能を使って視線を検知しやすくする。これにより、遠距離視線センサーから2m程度まで離れた場所にいる来店客への対応を可能にした。展示会では、離れた場所から来店客が見た商品の情報を、サイネージに表示するとったデモンストレーションを披露する。

(日経エレクトロニクス 河合基伸)

[日経テクノロジーオンライン 2014年5月14日掲載]

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