2019年2月23日(土)

結婚式場を巡る景観協議が物別れに、横浜市

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2012/4/14付
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横浜市のみなとみらい21地区に計画中の結婚式場を巡り、景観協議が難航している。市長の諮問機関である都市美対策審議会(会長:卯月盛夫・早稲田大学教授)が2012年3月、「地域と調和しておらず、現計画は受け入れ難い」とする意見をまとめた。「指導を受けて対応した」とする事業者と相いれないまま、協議は物別れに終わりそうだ。

事業者は横浜市に本社を置く紳士服量販大手「AOKIホールディングス」の子会社で、結婚式場の企画・運営を手掛ける「アニヴェルセル」。計画案は地上5階建て、延べ面積1万6350m2(平方メートル)で、2つのチャペルと7つの宴会場を持つ。設計は清水建設が担当する。

2012年1月、事業者が横浜市都市美対策審議会に提出した外観パース。背景の大観覧車は、隣接する遊園地「よこはまコスモワールド」の施設だ。2013年8月の完成を目指す(資料:アニヴェルセル)

2012年1月、事業者が横浜市都市美対策審議会に提出した外観パース。背景の大観覧車は、隣接する遊園地「よこはまコスモワールド」の施設だ。2013年8月の完成を目指す(資料:アニヴェルセル)

建設予定地は明治・大正期の赤レンガ倉庫を残す新港地区の一角で、敷地面積は約1万8000m2。「横浜市魅力ある都市景観の創造に関する条例」により、都市景観協議が義務付けられている場所だ。

■強制力なく溝は埋まらず

協議開始に先立って2012年1月に開催した同審議会景観審査部会では、新港地区の街並み景観ガイドラインに従い、「地区の歴史や港らしさを演出する個性と風格のある形態意匠とする」「ゆとりある水際空間を演出する」など30項目の方針案を事業者に示した。

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