LIXIL、スマホで水量調節する新型タンクレス便器を発表

2012/12/13付
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LIXILは2012年12月12日、住宅向けのタンクレス便器「SATIS(サティス)」(ブランド名はINAX)のリニューアル製品を発表した。水を加圧して便器鉢内を洗浄する「すみずみウォッシュ」のほか、イオンの力で便鉢内の浮遊カビ菌を除菌するといった新機能を採用。さらに、スマートフォンの連携アプリケーションを使い健康管理ができる機能なども搭載した。価格は19万9500円から。2013年2月1日に販売を開始する。

製品のバリエーションは、G、S、Eタイプの3種類。大洗浄時の水量は4リットルと5リットルのタイプがある。洗浄時の水の量や洗浄方法、デザインなどで分かれる。同社ではそれぞれ、Gタイプを「新洗浄技術を搭載した新世代」、Sタイプを「従来のサティスのデザインを継承」、Eタイプを「購入しやすい価格」のタンクレス便器として位置付けている。

■加圧水流で便器を掃除

同社独自の洗浄機能「すみずみウォッシュ」はGタイプで採用した。便器の内部に洗浄水をためるスペースを用意。便鉢内を洗浄する際は、このスペースにためておいた水を加圧して流し出す(パワードライブ式)。便鉢内には吐水口が2カ所あり、加圧された水は2つの口から互いに勢いを合わせながら流れる仕組みだ。さらに、便鉢内の形状を工夫(ウォーターフォール形状)。この形状により水は勢いを保ったまま排水口まで流れる。大洗浄時の水量は4リットルで従来のサティスと変わらないが、従来よりも静かにしっかりと汚物を排出できるようになったという。

イオンの力で浮遊カビ菌を除菌する機能は、G、Sタイプで採用した。シャープのプラズマクラスターイオン発生装置を便座本体に搭載。便座のふたを閉めるとイオンを放出して、便鉢内だけではなく便座の表裏面も除菌する。

■スマホがマイリモコンに

従来のタンクレス便器にはなかった新機能が、スマートフォンとの連携だ。G、Sタイプの一部のグレードで利用できる。専用のアプリケーションをダウンロードすれば、スマートフォンが専用のトイレリモコンになる。シャワートイレの水の強さやなど個人の好みの設定を記録しておけるので、備え付けのリモコンの設定が変更されていても、いちいち自分用の設定に変更し直す必要がなくなる。また、排便記録も付けられるので健康管理をすることも可能だ。

新型のサティスは新築向けのほか、SとEタイプはリフォーム向けバリエーションも用意。Gタイプは排水管の位置などが仕様に適合すれば、リフォームでも対応できる場合がある。これらの3タイプの製品を武器に、「タンクレス便器市場で4割のシェアを確保して、トップに立つ」と住設・建材カンパニー社長の有代匡さんは意気込む。

(日経ホームビルダー 安井功)

[ケンプラッツ2012年12月13日掲載]

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