2018年8月21日(火)

NTT、ビッグデータ解析で世界最速 1億の友人関係3分で

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2013/2/13 18:47
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 NTTは13日、ビッグデータ(短時間に大量生成される多様なデータ)のうち、グラフ構造を持つデータを従来の数十倍のスピードで解析できる技術を開発したと発表した。グラフ構造データとは、ツイッターなどのソーシャルメディアでヒト、モノ、場所などの情報がグラフ状に結びついた形式のデータを指す。

NTTが開発したビッグデータ解析ソフト。大量データを瞬時に分類できる

NTTが開発したビッグデータ解析ソフト。大量データを瞬時に分類できる

 例えば約1億人分のSNS(交流サイト)の友人関係なら、およそ3分で解析できる。従来の技術では4~6時間程度かかっており、同社によると「世界最速」という。同技術はNTTソフトウェアイノベーションセンタが開発した。

 新しい技術のポイントは2点ある。1つめはデータを類似したグループごとに分類する「クラスタ分析技術」。13日の「NTT R&Dフォーラム2013」の説明会では、ランダムに収集した画像およそ1500万枚を、画像のタグ情報を元に解析するデモを実施した。1500万枚の解析にかかった時間は8秒程度で、約10万~100万種類のクラスタ(グループ)に分類できるという。

 同じデータを、ベルギーのルーヴァン・カトリック大学を中心に開発された従来のアルゴリズムで解析すると、およそ15分かかる。従来はランダムにデータにアクセスして、すべてのデータに複数回の計算を行っていたが、新技術ではまず全データの計算回数を推定する。そのあと、計算回数が少ない順にデータにアクセスし、類似データを集約。類似データの重複計算を省くことで総計算量を大幅に削減した結果、約20~100倍もの高速化が可能になった。

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