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三菱電機、エレベーター向け回生電力蓄電システムを発売

三菱電機は、エレベーターの回生電力を蓄電して再利用可能にするシステム「エレチャージ」を開発した。同社の標準型エレベーター「AXIEZ」シリーズのオプションとして、2011年10月17日に発売する。価格は個別の見積もりになるが、基本的に180万円(税込み)から。

回生電力蓄電システムの導入イメージ

エレベーターは、人が乗るカゴと、つり合いおもりが、ロープを介して巻き上げ機の綱車につるべ状に掛けられた構造である。おもりの質量は定格積載の約半分に設定されているので、ほぼ満員の状態で下降する場合や少人数で上昇する場合は、モータが回って発電する「回生運転」となり、回生電力を得られる。

新開発のシステムは、この回生電力を電気2重層キャパシタにため、走行に再利用する。同システムによって、エレベータの消費電力量を約25%低減できる(定格積載が1000kg、定格速度が105m/分の製品での比較)。

エレベーターの回生電力蓄電システムに電気2重層キャパシタを採用するのは「業界初」(三菱電機)という。一般的なニッケル水素(Ni-MH)2次電池よりも充放電効率が20%ほど高い。充放電による劣化がほとんどない上、新開発の温度・電圧統合監視技術によって充放電を制御しており、寿命(交換周期)は10年以上とNi-MH2次電池よりも長い。さらに、電極部にアルミニウムや活性炭、内部基板に鉛フリー基板といった環境負荷の小さい材料を採用した。

(日経ものづくり 高野敦)

[Tech-On! 2011年10月13日掲載]

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