2018年6月24日(日)

選手目線を共有、「グラス放送」が変えるスポーツ観戦
ウエアラブル端末時代の幕開け(2)

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2014/3/24 7:00
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 「ポスト・スマートフォン(スマホ)」として、にわかに注目度が高まっている身に着ける情報端末、いわゆるウエアラブル端末。その代表的な存在と言えるのが、米Google(グーグル)が開発を進めているメガネ型端末「Google Glass(グーグル・グラス)」だ。すでにGoogle Glassを試用した一部の開発者からは、「デジタル・ライフが一変した」との声も聞こえてくる。本当にそうなのか、もし普及したら我々の生活をどう変えていく可能性があるのか――。Google Glassを購入して「グラス生活」を送っている、米シリコンバレー在住のベンチャークレフ代表・宮本和明氏に、Google Glass が我々の生活に与えるインパクトを解説してもらう。3回連載の第2回は、米国で始まったGoogle Glassを使ったスポーツ報道やファンサービスを紹介する。

 米国時間2014年2月2日、プロアメリカンフットボール(NFL)の王者決定戦スーパーボウルで、シアトル・シーホークスがデンバー・ブロンコスを下し、初優勝を飾った。

 今年のスーパーボウルでは、Google Glassから試合が中継され、大きな話題となった。これに先立ち、プロバスケットボールでは「グラス放送」が始まっており、米国のスポーツ報道が今、大きく変わろうとしている。

■プロ選手の視点を共有

 今回のスーパーボウルでは、選手やテレビレポーターがGoogle Glassを着装し、グラス目線のビデオ画像を公開した。試合本番ではGoogle Glassは使われなかったが、試合前後のイベントで、Google Glassで撮影された映像が放送された。

出典:Bleacher Report

出典:Bleacher Report

 シーホークスのワイドレシーバーであるGolden Tate氏は、Google Glassを着装し、ロッカールームや練習の模様をビデオ撮影し、それを公開した。上の写真は、報道各社との交流イベントで、Tate氏がGoogle Glassをかけて写真を撮影している様子である。

 Tate氏は本番直前の練習の模様をビデオ撮影し、同僚からパスを受けるシーンなどを公開している。スポーツイベントにおけるグラス放送の可能性を強く印象付けた。

■テレビレポーターがGoogle Glassで取材

 米ニューヨーク州ロチェスターに拠点を置くテレビ局WROC Television Channel 8のレポータJohn Kucko氏は、Google Glassを着装して試合の模様を撮影し、それをテレビ局で放送した。

 撮影されたビデオや写真はテレビ局のウェブサイトでも公開されている。ただし、著作権などの問題から、写真やビデオは試合前のセレモニーやハーフタイムショーの一部に限定されている。

出典:John Kucko

出典:John Kucko

 上の写真はGoogle Glassで撮影された試合前のスタジアムの様子。心配された雪の影響もなく、最高のコンディションであると報道している。テレビ局がGoogle Glassでビデオを撮影し放送したことは、ジャーナリズムの新たな手法の誕生を意味する。

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