「人工衛星」軌道を周回、米軍当局が確認 安全保障上の脅威に

2012/12/13付
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 【ワシントン=共同】北朝鮮の事実上の長距離弾道ミサイル発射で、米軍当局者は12日、打ち上げられた「人工衛星」とみられる物体が、地球上の軌道を周回しているとの認識を明らかにした。共同通信の取材に語った。ただ衛星の詳しい高度や速度は「コメントできない」とした。

 衛星を周回軌道に乗せることに成功したとすれば、ミサイルの射程が約1万キロ(韓国国防相)で米西海岸に到達する恐れがあることと合わせ、米国にとって安全保障上の重大な脅威となる。北朝鮮は人工衛星「光明星3号」の打ち上げが完全に成功し「極軌道を周回している」と発表しており、米軍が追認した形だ。

 ただ、米NBCテレビ(電子版)は12日、複数の米政府当局者の話として、物体が地球を周回しているものの制御を失っているように見えると伝えた。

 米軍は今後、戦略核兵器や偵察衛星の運用などを担う「戦略軍」(ネブラスカ州)が衛星の監視などを続ける。

 パネッタ国防長官は12日、CNNのインタビューで、発射が成功だったかどうかについては、派遣したイージス艦などが収集したデータの「精査をなお続ける必要がある」と述べた。

 一方、北朝鮮が発射した衛星とみられる物体について、米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのジョナサン・マクドウェル研究員は12日、地球の北極と南極を通る高度494~588キロのほぼ円軌道を回っているとの分析結果を公表した。

 同研究員は、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)がレーダーで追跡し、専門家向けに公開したデータを基に分析。物体はデータベース上では「2012―072A」と名付けられている。

 ミサイルの3段目などとみられる別の物体が軌道上にあるのもNORADのデータで確認された。同研究員は「偵察衛星としての機能は持たないが、小型カメラを試験的に搭載している可能性はある」と話した。

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