江田新党、期待しますか
第159回

2013/12/14 6:00
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日本経済新聞社は「電子版(Web刊)」の有料・無料読者の皆さんを対象とした週1回の意識調査を実施しています。第159回は、12月18日にも発足する江田憲司衆院議員を中心とする新党について、皆さんのご意見をうかがいます。

読者ネットアンケート

(1)江田新党に期待しますか

(2)渡辺代表と江田氏の言い分はどちらがもっともだ思いますか

(3)野党は大同団結すべきだと思いますか

(4)安倍内閣を支持しますか、しませんか

受付は終了しました

新党の名称は未定ですので、「江田新党」と呼びます。参加予定は、9日にみんなの党に離党届を提出した江田氏ら衆参合わせて14議員に、先立つ8月に離党した柿沢未途衆院議員を合わせた15人です。さらに頭数を増やそうと、みんなの党だけでなく、民主党の議員にも声を掛けているようです。

新党づくりの発端は、みんなの党の渡辺喜美代表と幹事長だった江田氏の不仲にありました。野党再編を巡り、渡辺氏が政党を残したままで連携するブロック構想を提唱し、江田氏は日本維新の会などとの早期の合流を希望し、路線対立が起きていました。

そもそも2人はさほど親しかったわけではありません。渡辺氏は自民党の派閥の領袖の1人だった渡辺美智雄元副総理の長男として生まれ、父の死後の1996年、地盤を引き継ぎ衆院選に初当選しました。公務員制度改革を巡る対立などを契機に2009年に離党してみんなの党を旗揚げしました。

江田氏は元通産官僚で、橋本龍太郎首相の秘書官などを経て、02年の衆院神奈川8区の補選で初当選。当落を繰り返しつつ、これまでに4回当選しました。脱藩官僚を名乗り、霞が関に批判的な発言をしていたのがきっかけになり、渡辺氏と手を組みました。

その後、上記の路線争いなどもあり、渡辺氏が今年8月に江田氏を幹事長から外し、別れ別れになるのは時間の問題とみられていました。結局、特定秘密保護法への賛否が決定打となり、みんなの党の分裂にまで至りました。

国が政党に配分する交付金の算定基準のひとつに「1月1日時点の所属国会議員数」があります。年末が近づくと新党がよくできるのはそのためです。夏以来の対立が決定的になった背景にはこんな事情もあるようです。

江田氏は新党はあくまでも踊り場との認識です。野党再編への中核的存在を目指しており、日本維新の会との合流なども視野に入れています。

他方、渡辺氏は逆に自民党との連携に軸足を移しつつあるようにみえます。みんなの党の分裂の際、渡辺氏と江田氏のどっちにつくのかがはっきりしない所属国会議員に「われわれはもうすぐ与党になるんだから、残った方がよい」と語ったとの証言があります。

いずれにせよ、ただでさえばらばら感のある野党のさらなる分裂。自民1強体制を加速させそうです。

12月にできた政党は長続きしないとのジンクスもあります。江田新党は来年の今ごろも存在しているでしょうか。

今回は12月16日(月)までを調査期間とし、17日(火)に結果と解説を掲載します。毎回実施している内閣支持率調査にもご協力ください。アンケートには日経電子版のパソコン画面からログインして回答してください。ログインすると回答画面があらわれます。電子版の携帯向けサービスからは回答いただけません。

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