ソーシャルゲーム・ビジネスにはうま味がある?
ネットでお金をカモられない方法

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2012/1/5 7:00
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『ウェブはバカと暇人のもの』。こんな本を書いてしまったように、筆者の中川はニュースサイトを運営しているにもかかわらずネット万能論には懐疑的です。今回からの連載では、能天気な主張にだまされない情報を提供していきます。

初回のテーマは、ソーシャルゲーム。多数の会社がこの分野でビジネスしていますが、大御所といえばグリーと横浜ベイスターズ買収で話題のディー・エヌ・エー(DeNA)ですね。

2社とも業績は好調です。グリーの会員数は約2770万人(日本)に達し、DeNAは約3200万人の会員をかかえます。2社の2011年7~9月期の業績をみると、売上高も営業利益も前年同期に比べ、2ケタとか3ケタの増加です。

彼らのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)事業における収益源はゲーム課金です。DeNAもグリーも売り上げの約9割をそこに依存しています。「ネットでユーザーに課金するのは難しい」というのが通説ですが、2社には当てはまりません。

そんな"規格外"の会員は、どんなおカネの使い方をしているのでしょうか。業界関係者に聞いたところ、「少し使う人」が大勢、「けっこう使う人」がそこそこ、「かなり使う人」はわずか。

最後の「かなり使う人」はいわば「大カモ」なワケです。ゲームの中身は釣りや農場運営と、基本的に単純なんですがハマっちゃうのです。例えばこんな具合です。釣りゲームで「この珍しい魚を釣るには高級竿(さお)が必要」として、有料で買ってもらうのです。特に巧妙でもないのですが、それが逆に利くのかも。

■"スカスカおせち"の教訓

グリーやDeNAなど会社によっては金額の上限を設定していますが、11歳の息子が母親のクレジットカードを繰り返し使い、カード会社から100万円の請求が届いた例も報じられています。

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