2019年7月24日(水)

損切りできない理由は「考え過ぎ」にある
勝間和代のフシギ投資本発見!

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2012/1/19付
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 あなたが損切りできない理由は「考え過ぎ」にある? 今回は、正しい「思考」法を学ばせてくれる本を紹介します。自然とツキが巡ってくるようになります。

前回から始まったこの連載では、習慣や思考方法を見直すことにより投資成績がアップする、フシギな本を紹介していきます。

前回は心理学者による「運を良くする」本を取り上げましたが、今回はお坊さんによる仏教本です。私たちの思考をより正しく中立的に整えるための方法について、仏教の観点からまとめた小池龍之介さんの『考えない練習』を紹介したいと思います。小池さんは気鋭の青年僧侶です。

『考えない練習』
小池龍之介著/小学館
2010年2月、1300円(税込み)

『考えない練習』
小池龍之介著/小学館
2010年2月、1300円(税込み)

「考えない練習? え、思考することが良くないことなの?」と、不思議に思われた方が多いかもしれません。「私たちが失敗する原因はすべて余計な考えごと、とりわけネガティブな考えごとから始まる」と小池さんは指摘しています。自分で制御できない思考は頭の中で暴走して私たちを支配してしまうから、というのです。

■損切りできない理由は怒り、欲、迷いの「毒」

投資におけるネガティブな考え事というと、やはり「損切り」でしょう。日経マネー誌は毎年、個人投資家調査を実施していますが、ここで毎回変わらずに出てくる結果の一つが、リターンの高い投資家は「損切りルールを持っていて、それを確実に実行している」ということでした。ところが私たちは大抵の場合「いつかは値が戻るのでは」と塩漬けにしたり、場合によっては必要以上のナンピン買い(購入した株の価格が下がったとき、平均取得価格を下げるために買い増す方法)を手がけたり……。とかく傷口を広げてしまいがちです。

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