ビッグデータは「企業に富もたらす」 経営者らが討論

2012/6/11付
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「世界ICTサミット2012」(日本経済新聞社、総務省共催)では11日午前、企業経営者らが「ビッグデータが生み出す新ビジネス」をテーマに討論した。大量の情報を収集・分析するビッグデータへの取り組みが重要だとの認識で一致した上で、個人情報やセキュリティーに注意すべきだとの意見もあった。

カナダのオープンテキストのトーマス・ジェンキンス会長は「アーカイブデータの分析は、企業にビジネス上の富をもたらす」とした上で「管理を怠ると大きな問題を引き起こす」と話し、急増するデータ管理の重要性を指摘した。

ノルウェーのシーセンスのジョン・マーカス・ラービック最高経営責任者(CEO)は、データは「かつての石油のような存在」とその価値を強調。個々の企業がデータを適切に管理した上で「顧客を的確にターゲット化し、ユーザーのコンテクスト(文脈)で理解できれば大きな効果がある」と強調した。

EMCジャパンの山野修社長(米EMCコーポレーション副社長)は、今後10年間で「企業内のサーバー数は10倍、データ量は50倍、個別のファイル数は75倍に増加する」と予測。一方「IT管理者は1.5倍しか増えない」として、多量で非構造化されたデータを分析できる人材の不足が「IT(情報技術)業界全体のジレンマ」との懸念を示した。

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