2018年10月16日(火)

日航機事故28年、遺族ら灯籠流し 墜落現場の麓で

2013/8/11付
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日航ジャンボ機墜落事故の現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」の麓を流れる神流川で、遺族らが11日夜、事故から28年を前に空の安全と犠牲者の冥福を祈り、灯籠流しをした。

犠牲者の冥福を祈り灯籠を浮かべる日航ジャンボ機墜落事故の遺族ら(11日、群馬県上野村の神流川)

犠牲者の冥福を祈り灯籠を浮かべる日航ジャンボ機墜落事故の遺族ら(11日、群馬県上野村の神流川)

「娘たちへ。今年も元気に来られたよ」「絶対に風化させない」。アコーディオンによる鎮魂の演奏が響く中、遺族らは大小約200個の灯籠に思い思いのメッセージを書き入れ、墜落時刻の午後6時56分に合わせて川面に流した。

就職を控えた大学4年の時、母藤原美代子さん=当時(50)=を亡くした主婦森下玲子さん(49)=東京都豊島区=は「相談相手を失い、喪失感でいっぱいだった。今は3人の子どもを持ち、母として奮闘している」と話し、「家族を見守ってください」との思いを込めて灯籠を流した。

再発防止に取り組む遺族の活動を著書で紹介した英カーディフ大のクリス・フッド准教授(42)も河原を訪れ、「こうした行事が続くことで、航空会社は安全に対し緊張感を持ち続ける。悲劇を繰り返さないため、重要な集いだ」と語った。

灯籠流しは、遺族でつくる「8.12連絡会」や地元ボランティア団体が主催し、毎年、11日に実施している。

12日は、多くの遺族が早朝から慰霊登山し、追悼式典も開かれる。〔共同〕

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