2019年5月22日(水)

「ウィンドウズ8」最新版のネット連携や高速起動を試す
フリーライター 竹内 亮介

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2012/3/12 7:00
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マイクロソフトが公開した最新版OS(基本ソフト)「Windows8 ConsumerPreview(ウィンドウズ8 CP)」について、前回は「メトロスタイル」という新しいユーザーインターフェースやタッチ操作の使用感などを中心に検証した。今回は主な機能を試してCPの実力を調べた。具体的には、各種ネットサービスとの連携機能や注目したいアプリ、シャットダウン状態からの起動を高速化する「ハイブリッドブート」機能などで、いずれもユーザーの使い勝手を高めている。

■ネットサービスとの緊密な連携をサポート

「メトロスタイル」のアプリ「ピープル」は、各種ネットサービスを横断的にチェックし、情報の種類に合わせて整理してくれる

「メトロスタイル」のアプリ「ピープル」は、各種ネットサービスを横断的にチェックし、情報の種類に合わせて整理してくれる

ウィンドウズ8 CPの機能面での大きな特徴は、ネットサービスとの緊密な連携をサポートすることだろう。たとえばCPでは、マイクロソフトの各種ネットサービスを利用する際に必要な「ウィンドウズライブID」(ライブID)でログオンできるようにしている。これは、ネットサービスを呼び出すアプリを使用する際に、アプリ上で面倒なログオン作業をしなくても済むようにするための仕組みだ。

アプリストアで購入したアプリの状況、壁紙や一部の設定などを同社のオンラインストレージ「SkyDrive(スカイドライブ)」に保存する機能もあり、複数のパソコンを同時に利用する際にも便利になる。デスクトップパソコンとモバイルノートパソコンを同じライブIDとパスワードでログオンするようにしておくと、互いのパソコンのアプリの状況や各種設定、環境を同じ状態に保つことが可能だ。

ネットサービスとの連携という意味で見逃せないのがメトロスタイルのアプリ「ピープル」だ。SNS(交流サイト)などのサービスの情報を自動で取得し、連絡先や更新情報、プロフィールなどカテゴリー別に振り分けて表示してくれる。SNSの「フェイスブック」や「LinkedIn(リンクトイン)」、ミニブログの「ツイッター」、マイクロソフトのウェブメール「ホットメール」などを扱うことができた。

ほかのOSでは、こうした情報を網羅できるアプリは存在せず、基本的には1つのアプリで1つのサービスの状況をチェックする。1つのサービスしか加入していないユーザーなら問題ないが、最近はサービスの特性に合わせて複数のSNSに加入して使い分けるケースも多い。そうしたユーザーでも、ピープルを立ち上げるだけで更新情報を一気にチェックできるわけだ。個別のアプリではなく、ピープルを起点にしたサービス利用を想定しているのだろう。

評価版のウィンドウズ8のピープルでは、書き込みやメール送信には対応しない。しかしマイクロソフトのスマートフォン(高機能携帯電話)用OS「ウィンドウズフォン」でも同じ役割を担うアプリに「ピープル」があり、これは書き込みやメール送信ができる。今後に出てくる製品版のウィンドウズ8では書き込みやメール送信に対応すると思う。

設定画面の「PC設定の同期」で、アプリの購入状況や設定の同期などに関する細かい設定が行える

設定画面の「PC設定の同期」で、アプリの購入状況や設定の同期などに関する細かい設定が行える

ピープルでは、「アカウントの追加」からまとめて情報をチェックしたいサービスを追加できる

ピープルでは、「アカウントの追加」からまとめて情報をチェックしたいサービスを追加できる


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