2019年5月24日(金)

チャイナモバイルがiPhone販売か 両社が会談

2013/1/11付
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米アップルのTim Cook最高経営責任者(CEO)が中国チャイナモバイル(中国移動)のXi Guohua会長と会談した。これを受けて、チャイナモバイルがアップルのスマートフォン「iPhone」を取り扱う可能性が高まったと、米ウォールストリートジャーナルや英ロイターなどが現地時間2013年1月10日に報じた。

アップルCEOのTim Cook氏

アップルCEOのTim Cook氏

チャイナモバイルのXi Guohua会長

チャイナモバイルのXi Guohua会長

チャイナモバイル広報担当はロイターの取材に対し、Cook氏が北京にあるチャイナモバイル本社を訪れ、「協力関係」についてGuohua氏と協議したことを明らかにしたが、秘密保持契約のためこれ以上の詳細については答えられないとした。アップル側のコメントは得ていない。

Cook氏は昨年(2012年)3月にも中国を訪問しており、1年未満でCEOとして2度目の訪中となる。アップルは中国向けiPhone販売に関して、同国で加入者数が第2位とされるチャイナユニコム(中国聯通)、第3位とされるチャイナテレコム(中国電信)と提携を結んでいるが、最大手のチャイナモバイルとは契約に至っていない。

アップルとチャイナモバイルの交渉は数年前から行われているが、売上配分の条件を巡って折り合いがつかないと見られている。このほか、チャイナモバイルが中国独自の第3世代移動通信技術「TD-SCDMA」を採用している点も障害になっていると考えられている。

チャイナモバイルは7億人以上の加入者を抱え、契約が実現すればアップルは世界最大のモバイル市場である中国での事業拡大と、世界でシェアを伸ばしているAndroid(アンドロイド)スマートフォンに対する競争力強化を進めることができる。

チャイナモバイル社屋

チャイナモバイル社屋

アップルは中国市場を重視しており、Cook氏は現地のインタビューで「中国は近い将来、アップルにとって最大の市場になると確信している」と述べたという。アップルは現在、中国で直営店「Apple Store」を11店舗展開しているが、これを25店舗以上に拡大したいとしている。

また米CNETの記事によると、中国メディアのTencentは、Cook氏が「iPad mini」の携帯電話ネットワーク対応モデルを2013年1月中に中国に投入すると発言したと伝えている。昨年12月に中国で発売したWi-Fi専用モデルは好調な売れ行きを見せているという。

[ITpro 2013年1月11日掲載]

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