東京ゲートブリッジで開通式 エコカー60台渡り初め

今月12日に開通する東京湾の新名所、東京ゲートブリッジで11日、「開通式」が開かれた。工事関係者ら約270人が「渡り初め」を行い、一足先に全長2.6キロの首都圏最大級の橋からの眺めを楽しんだ。
午前11時からの式典で前田武志国土交通相は「国民に愛される素晴らしいブリッジとして発展するよう祈念する」とあいさつ。橋の永続を願い、公募で選ばれた親、子、孫の三世代夫婦3組に花束を手渡した。
その後、テープカットとくす玉開きを行い、参加者らは電気自動車やハイブリッド車などエコカー約60台に乗り込んで渡り初めを行った。
両親や子供夫婦と一緒に三世代夫婦として式典に招かれた近くで材木店を営む沢田泰雄さん(59)は「橋ができあがる様子を最初から見てきた。橋の上から見える東京湾やスカイツリーが素晴らしかった」と感激した様子だった。
東京ゲートブリッジは東京湾の中央防波堤外側埋め立て地と江東区若洲の間を結ぶ全長2618メートル。12日午前10時に開通する。