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オープンデータ、官民連携で普及を IT企業幹部ら討論

2014/6/10 13:22
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 「世界ICTサミット2014」(日本経済新聞社・総務省主催)は10日、「オープンデータで活性化する社会と経済」をテーマにオープンデータ推進に取り組む国内外のIT(情報技術)関係者が議論した。後半ではオープンデータの普及拡大に向けた課題について討論。データへのアクセスや利用者の教育、セキュリティーなどの課題を官民連携で克服することが必要との見方で一致した。

「オープンデータで活性化する社会と経済」をテーマに討論する(左から)カリム・テムサマニ、アシシュ・グプタ、福野泰介、フィオナ・ツイーディー、クレイグ・ハマーの各氏(10日午後、東京・大手町)

「オープンデータで活性化する社会と経済」をテーマに討論する(左から)カリム・テムサマニ、アシシュ・グプタ、福野泰介、フィオナ・ツイーディー、クレイグ・ハマーの各氏(10日午後、東京・大手町)

 米グーグルのカリム・テムサマニ・アジア太平洋地域担当社長は「豊かなアイデアを持ち便利なアプリを作れる人は世界中にいる。政府や企業には、彼らに十分なデータを提供する責任がある」と指摘した。

 スマートフォン(スマホ)アプリ開発会社、jig.jpの福野泰介社長は「子供たちがプログラムを学びオープンデータのおもしろさに触れれば、大人が考えもしないイノベーションを生む。数十ドルの低価格パソコンの提供などで手助けしたい」とした。

 豪オープンナレッジファウンデーション(OKF)のフィオナ・ツイーディー共同議長は「政府は『情報が何に使われるか分からない』『批判にさらされるのでは』『データをどう公開すべきか分からない』といった恐れを持つ」ことに言及。提供者と利用者が「信頼関係を醸成して乗り越えるべきだ」と強調した。

 世界銀行研究所のクレイグ・ハマー上級業務担当官は「オープンデータの価値を理解し推進を強く支持する人が政府内にいる国は進展が速い」と指摘し、政府内からオープンデータを推進する人材を確保する必要性を強調した。

 英BTグローバル・サービスのアシシュ・グプタ・プレジデントは「政府がデータを開放しても市民がどうアクセスして活用すればいいか分からない状態では価値がない。単にデータを提供するだけでなく使いやすくすることが必要だ」と指摘した。

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