スマホ急増などへの対応策を検討、情通審の委員会

2012/4/10付
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総務省の情報通信審議会、IPネットワーク設備委員会は2012年4月9日、第21回会合を開催し、スマートフォンの普及やIP電話サービスの多様化を踏まえた通信インフラの安全性や信頼性の確保に関する新たな検討を開始した。

写真1 情報通信審議会のIPネットワーク設備委員会第21回会合

具体的なテーマは、大きく以下の3項目になる。(1)スマートフォンのトラフィックや制御信号の急増に対応した通信設備の安全基準の見直しや、官民で取り組むべき課題の整理、(2)LTE(Long Term Evolution)網を使って音声呼をIP通信で提供する通話サービス(VoLTE)の技術基準や、パソコンやスマートフォンにインストールして電話番号による音声通話が可能になるソフトフォンの認証に関する検討、(3)現在、一定の通信品質確保が条件となっている、03などで始まる固定電話番号(0AB~J番号)を使ったIP電話を、ベストエフォート回線上で提供する場合の品質基準の考え方――である。

委員会の主査を務める東京大学大学院の相田仁教授は「今回はかなり新しいテーマの検討になる。必要な場合には、オブザーバーにも意見や説明を求めて議論を深めていきたい」と検討の方針を説明した(写真1)。

委員会は同日、それぞれのテーマについて個別に検討するため「安全・信頼性検討作業班」「技術検討作業班」「通信品質検討アドホックグループ」の三つの検討チームを設置、2012年7月までに各テーマについて検討結果を取りまとめる。その後、意見募集などを踏まえて2012年後半にもガイドラインの見直しなどを実施する予定である。

(日経ニューメディア 滝沢泰盛)

[ITpro 2012年4月9日掲載]

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