米国に「燃費気にしない」機運、技術戦略に転換迫るか
エコカーは消えるのか(下)
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同じ熱量当たりで比べると、価格が原油の4分の1以下のシェールガスはクルマの燃料としても使える。一方で、シェールオイルの増産が世界的に進んで原油の生産量が大幅に増えれば、ガソリン価格の低下も期待できる。ガソリン価格が下がれば、低燃費であることに対するニーズは減退し、エコカーの存在意義が揺らぐ可能性が出てくる。「エコカーは消えるのか」の後編では、シェール革命がクルマ分野に及ぼす影響について、主にシェールガスから造り出す水素や液体燃料の利用の可能性、そしてクルマ産業全体へのインパクトについて見ていく。...
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