2019年5月25日(土)

秋田県仙北市の土石流、5人不明 岩手で1人死亡

2013/8/9付
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東北北部は9日、局地的な豪雨に見舞われ、各地で住宅への浸水や土砂崩れが相次いだ。秋田県仙北市田沢湖田沢では土石流が発生し、住宅など8棟が全壊した。県警などによると全壊した住宅2世帯の男女計5人が行方不明となっている。

秋田県仙北市で土石流が発生。大雨による被害を受けた住宅(9日)=共同

秋田県仙北市で土石流が発生。大雨による被害を受けた住宅(9日)=共同

また、3人が救助され、60代女性が一時心肺停止となったほか、女性2人が軽傷を負った。仙北市では9日朝、この地点の観測史上最多となる1時間に88.0ミリの猛烈な雨を観測。降り始めからの雨量は270ミリを超え、平年の8月の1カ月分に近い雨が半日で降った。

岩手県花巻市大迫町亀ケ森では、土砂崩れで住宅1棟が埋まり、住んでいた女性(91)が死亡した。

岩手県によると盛岡市で家屋が倒壊し3人が重軽傷。JR盛岡駅近くでは、雨宿り中に豪雨で折れた枝が落下し、女性(58)が腰に軽いけがをした。盛岡市は約3千人に避難勧告を出した。同県滝沢村でも団地の斜面が崩れ、2人が負傷した。

JR東日本盛岡支社によると、岩手県雫石町の国道46号付近では、新幹線運休による代替バス1台が道路冠水のため一時立ち往生した。乗っていた47人は無事。秋田、岩手県境の仙岩トンネル付近でも、バスなどが動けなくなっている。

岩手、秋田両県は自衛隊に災害派遣を要請した。

青森県防災消防課などによると、県内では住宅など50棟以上が床上、床下浸水し、5カ所で土砂崩れが起きた。また同県弘前市では、相馬川の水位が上昇したため、近くの保育所に通う園児、職員ら約60人が同市相馬庁舎に自主避難した。

JR東日本秋田支社は、9日に続き10日も秋田新幹線の盛岡―秋田間の運休を決めた。

気象庁は、北海道と東北北部では10日朝まで断続的に激しい雨が降る所があるとして土砂災害などへの厳重な警戒を呼び掛けた。10日夕までの24時間予想雨量は、東北と北海道の多い所で80ミリ。〔共同〕

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