2019年5月20日(月)

ベンチャー企業が試みる新型SNS、世界に挑む
ミニブログ「Arrow」じわり利用増

(1/3ページ)
2011/12/11 7:00
保存
共有
印刷
その他

「Arrow」でのやりとりの例。最初のメッセージ(左)に返事が返ってくる

「Arrow」でのやりとりの例。最初のメッセージ(左)に返事が返ってくる

「寒い!暖かいところへ旅立ちたい」。スマートフォンのアプリでこんなメッセージを発信して約5分。どこかにいる誰かから「うん、うん。俺のところは軽く雪がちらついたし」と返事が返ってきた。

空に矢を放つように匿名で「つぶやき」を発信すると、世界のどこかにいる誰かに届き、その人から「返信の矢」が帰ってくる――。フェイスブックやツイッター、ミクシィとも違うこんな仕組みの新型ミニブログ「Arrow(アロー)」の利用者がじわり増えている。ベンチャー企業「Green romp(グリーンランプ)」(東京・練馬)が今春、日米でサービスを開始。9月にアンドロイドアプリ、11月にiPhoneアプリを公開したのを機に、登録ユーザー数が10万人を突破し、年内に20万人に達する勢いだ。

1つのメッセージは最大200文字で、内容は上司や取引先の愚痴から、夫婦関係の悩み、旅行先や夕食の献立の相談まで何でも良い。発信するとランダムに選んだ世界中のユーザーの誰かにすぐ届く。受け取った人は返事を打ち返すが、「専門的な質問だった」「良い言葉が見つからない」など返信が難しい時は、別の人に返信を委ねる「TaraiMawashi(たらいまわし)」機能で、回答できる人までバトンを順送りすることも可能だ。「約7割は最初の受け手が直接返信し、たらい回しされても大多数は短時間で返事が来る」(同社)という。

一連のやりとりは匿名で行うのが大前提。ユーザー登録に必要な情報はメールアドレスだけで、実名や年齢などは不要だ。逆に個人が特定されないよう、ユーザー名は他のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やメールで使っているアカウントと同じものにしないよう呼びかけている。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

米国発 SNSの新たな動き

SNSの「いま」を深読み


電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報