常連客の来店を検知 NECが「スマホセンサー」開発

2012/11/10付
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NECが開発した「スマホセンサー」の受信機

NECが開発した「スマホセンサー」の受信機

NECは、スマートフォン(スマホ)を持った人が店舗などに近づいたことを検知できる技術「スマホセンサー」を開発し、同社イベント「C&Cユーザーフォーラム & i EXPO2012」(2012年11月8~9日、東京国際フォーラム)に参考出展した。

店舗の近くにいるユーザーに情報提供して来店を促したり、常連客が来店したことを店側が把握したりする用途に向ける。2013年初頭の実用化を目指す。

スマホセンサーは、スマートフォンが発する無線LANのフレームを検知する技術である。検知距離が最大30mの受信機を店舗などに設置し、スマートフォンが発する無線LANのフレームを検知すると、そのフレームから端末を識別できる情報を取得して、サーバーで誰が所有しているスマートフォンかを割り出す。

スマホセンサーの仕組み

スマホセンサーの仕組み

そのスマートフォンのユーザーがサービスに登録済みのユーザーであることが判明すれば、ユーザーのスマートフォンに3G(第3世代携帯電話)やLTEの回線を通じて店舗などの情報をプッシュ通知する。

これにより、ユーザーの来店を促すといったことが可能になる。なお、同サービスを提供するユーザーには、事前にスマートフォンの端末に関する情報を取得する許可を得ておく必要がある。

スマートフォンを利用してユーザーの来店を促す仕組みは他にもあるが、ユーザーがアプリを常時起動しておく必要があった。

これに対してスマホセンサーは、スマートフォンの無線LANの機能がオンになっていれば、いつでも検知することが可能になる。現在は無線LANの機能をオフにしているユーザーも多いが、「無料の無線LANスポットが増えているので、今後は無線LAN機能を常時オンにしておくユーザーが増えるだろう」(説明員)と見ている。

(日経エレクトロニクス 河合基伸)

[Tech-On! 2012年11月9日掲載]

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