この夏に読みたい10冊 1~7月書評閲覧ランキングから

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2011/8/13 7:00
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今年もお盆休みの時期がやってきた。世界経済の変調や足取り重い震災復興で、夏休み気分に浸れない人も少なくなさそうだ。しかしこんなときこそ、足元を見つめ直して充電するチャンスかもしれない。2011年1~7月に電子版に掲載した書評で読者の閲覧数が多かった本を中心に、ビジネス、教養・実用、小説の3ジャンルのおすすめ10冊をピックアップした。(1~7月の書評ランキングは最終ページに掲載しています)

■ビジネス

即戦力になりそうなのが「なぜリーダーは『失敗』を認められないのか」(リチャード・S・テドロー著、日本経済新聞出版社)。不都合な現実に「見て見ぬふり」を決め込み事態を悪化させた企業の失敗例や逆に迅速に対処して危機を乗り切った成功例を分析した。副題は「現実に向き合うための8の教訓」。

やはり電子版読者の関心が高かったのが「働く君に贈る25の言葉」(佐々木常夫著、WAVE出版)。著者は東レ経営研究所前社長。家族の病気などで家事、育児、看病を1人でこなしながら組織人として鍛錬していった経験が借り物でない説得力を持つ。若いビジネスマンに向けてのメッセージを発信した。

じっくり1冊取り組むならイチ押しなのが「国家は破綻する」(カーメン・M・ラインハート ケネス・S・ロゴフ著、日経BP社)。66カ国を対象に約800年間のデータをそろえ国家の破綻(デフォルト、銀行危機など)を分析した。約600ページの記述は質量ともに圧巻。世界の経済史は国家の破綻の連続であり経済危機は「今回は違う」との思い込みから始まるという。

■教養・実用

最も閲覧数が多かったのが「エロティック・ジャポン」(アニエス・ジアール著、河出書房新社)。フランス人の女性ジャーナリストが見た日本の性文化論だ。現代アートや浮世絵、風俗雑誌などの図絵を駆使しながら、国際的な視点からの「奇妙で豊穣(ほうじょう)な日本」を論じている。

「いま、知らないと絶対損する 年金50問50答」(太田啓之著、文春新書)は大事な事柄ながら知るのがおっくうになりがちな「年金」について基礎問題からQ&A式に教えてくれる。

「間違いだらけのクルマ選び」(徳大寺有恒・島下泰久著、草思社)は1976年に始まったロングシリーズ5年ぶりの復活だ。自動車評論の大長老が若手と組んで電気自動車の登場や中韓勢の伸長など激変する情勢下で魅力あるクルマについて語っている。

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