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Facebookと他サービスの違いは?

既に「mixi」や「Twitter」をやっている人にとっては、「『Facebook(フェイスブック)』もどうせ同じなんでしょ」となりがちだ。確かに、これらのサービスは、一見よく似ている。だが実は全然違う。では、いったいどこがどう違うのだろうか。

【mixiやTwitter、モバゲー、GREE……】 Facebookはどこが違う?

現在、既にmixiやTwitter、「モバゲータウン(以下モバゲー)」、「GREE」をやっている人は多いことと思う。Facebookを知った時、誰でも思うのが「これは私がやっているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などと、どう違うの?」という点だろう。ここでは、その違いについて検証してみよう。

まずモバゲーとGREEについては、どちらもゲームコンテンツが中心になるため、メンバー同士のコミュニケーションについては、ゲームのプレーヤー同士が交流することを中心に考えられているようだ。そのため、ブログなどのコンテンツにはあまり注力されていない印象がある。

では、TwitterとFacebookはどうだろう。Twitterは、Facebookやmixiとは違い、相手の承認がなくてもフォローできるため、一方的につながることができる。相手が誰であるかということより、相手が発信する情報に興味を持ち、つながっていくことが多い。こうしたことから、自己紹介文などを書き込むプロフィール機能はあまり強化されておらず、相手が本人かどうかを確認する手段がないため、いわゆる「なりすまし」も多いようだ。

mixiとFacebookは、この中では1番よく似ている。日記や近況報告、サードパーティ製のアプリケーション(以下アプリ)利用、カレンダー機能、コミュニティなど、コンテンツはほぼ同じだ。大きな違いは、Facebookが実名登録を強く推奨し、実際にそうしているユーザーが多いのに対し、mixiはそうではないという点にある。詳しくは後述するが、実名であるか匿名であるかは、実はネットサービスを使う上で大きな違いになる。

【複数のSNSがあるけど……】 どう使い分けたらいい?

それぞれのサービスの違いは、だいたい理解できたことと思う。では、既にこれらのサービスに入っているユーザーが新しくFacebookを始めるとき、どう使い分ければいいのだろうか。

まず、TwitterとFacebookの使い分けについて考えてみよう。Twitterは匿名で利用し、誰でも自由にフォローできるため、欲しい情報を自動的に入手したいというニーズによくマッチしている。いろんな情報サイトのRSSをRSSリーダーに登録し、そのリーダーを見るだけで最新情報が分かるようにしている人がいるが、まさにTwitterはそれと同じような使い方ができる。

例えば、好きなタレントやアーティストの日常生活をのぞきたいと思ったら、その相手のTwitterアカウントをフォローすればいいし、最新ニュースを常に知っておきたいと思ったら、ニュースメディアのTwitterアカウントをフォローすればいい。また、必要がなくなればいつでも気軽にアカウントを削除できる。このように、自分の気分次第で自由に入ってくる情報をコントロールできるのが、Twitterの最大の魅力だろう。

次に、mixiとFacebookの使い分けを見てみよう。mixiは、前述の通り、Facebookとよく似ている。ただ、mixiの場合は匿名での利用者が多いため、友達リクエストが届いた際、その相手が自分にとって信頼のおける人か、あるいは危険人物であるかということが、きちんと確認できない。知っている人だと思って友達になったけど、日記を見ているとどうも違うような気がする……ということもあるかもしれない。相互に承認した相手だからと、安心して日記にプライベートなことを書いたら、その内容が外部に流出していたということにもなりかねない。実際、そういう事件は数多く発生している。だから、mixiではあまり自分のことや仕事のことを書きすぎないよう、十分に注意しながら活用する必要があるだろう。

例えば就職活動にSNSを活用し、自分をアピールしたり人脈を開拓したりしようと思ったら、そういった活動はmixiではなくFacebookの方が適しているだろう。実際、Facebookには「コネクションサーチ」という機能があり、自分の出身校や希望職種をキーに人脈を構築できるようになっている。mixiでこういった個人情報を登録するのは危険だが、Facebookの場合はプライバシー管理が厳重にできるため、比較的安心して履歴を登録できるのだ。

さらに一歩進んだ運用としては、それぞれのサービスに書き込んだ内容を全てFacebookに配信することもできる。「Facebook Connect」という機能を使って、Twitterの「ツイート(つぶやき)」や「mixiボイス」をFacebookの「近況」として配信することもできる。こうしてコンテンツをFacebookに取り込むようにすれば、あまり使い分けについて気にする必要はなくなるかもしれない。

【どんな機能があるの?】

プロフィール

自分のことを紹介する「プロフィール」には、名前や住所、電話番号、学歴などを事実に従って記入する。名前で偽名を使ったり、ウソの住所を書いたりすると、会員から削除されることもあるので注意しよう。政治観、宗教・信仰などを記入する欄もあるが、何を書けばいいか分からないときは空白のままでもよい。趣味、好きな芸能人、食べ物、職歴、学歴などは、該当するファンページがあれば自動的に登録され、同じ趣味の人同士がつながりやすいようになっている。

友達検索

人とのつながりを支援するFacebookは、友達を見つけ出す検索機能が充実している。メールアドレス、メッセンジャーID、名前から検索する以外に、学校名や勤務先の名前で検索することもできる。また、共通の友達や学歴などを参考にしてFacebookが見つけ出したユーザーを紹介する「知り合いかも?」という機能もある。ここを定期的に確認するだけで、知り合いの輪がどんどん広がっていくだろう。つながりたい知人が見つからないときは、Facebookに招待する機能もある。

リアルタイムコミュニケーション

Twitterの「つぶやき」のように、今の気持ちをそのまま記入するのがFacebookの「近況」だ。タイムラインに従って、「ニュースフィード」に表示される。自分の近況と一緒に友達の近況も流れるので、同じ時間を共有する感覚が楽しめる。ニュースフィードの情報には、「いいね!」やコメントが付けられるようになっているので、友達の近況にコメントを付けたり、「いいね!」と評価することで、手軽に交流できる。また、同時にオンラインになっている相手とチャットできる機能もある。

コミュニティ

mixiの「mixiコミュニティ」は、同じ趣味や嗜好のメンバーが集まってコミュニケーションを楽しむ機能だが、Facebookの「ファンページ」がこれに当たる。企業やアーティストが運営している公式ファンページのほか、誰でも作ることができるコミュニティとしてのファンページもあり、参加するには「いいね!」ボタンをクリックするだけでいい。参加者は、誰でも自由に「ウォール」に書き込みができ、最新情報は「近況」と同じようにニュースフィードに流れてくる。

アプリケーション

mixiの「mixiアプリ」に当たる機能が、Facebookの「アプリケーション」だ。Facebook上で使用できるゲームやツールなどのアプリは、パソコンにインストールする必要もなく、登録するだけですぐに使えるようになる。一度登録すると、ホーム画面の左カラムに表示されるようになり、名前をクリックするだけで使用できる。アプリを使わなくなったら、プライバシー設定画面の下にある「アプリとウェブサイト」から削除すればいい。

日記・ブログ

mixiの「日記」に当たる機能が、Facebookの「ノート」だ。「ノート」は、「近況」よりもっと長い文章が書きたいときに使う、文字通りノートとして使える機能である。インターネットにあるブログサービスのように使えるため、ブログ代わりに使うユーザーが多い。また、既にブログを使っている場合、そのブログの日記をまるごとインポートすることもできる。公開範囲を「すべてのユーザー」「友達の友達」「友達まで」「カスタマイズ」から選び、設定できる。

【始める前に用語を覚えよう】

Facebookを使い始める前に、よく使われる用語も覚えておこう。Facebookの世界観を理解し、賢く使いこなすのに役立つだろう。

(ライター 井上真花・佐藤新一)

[日経BPパソコンベストムック、『これ1冊で完全理解 Facebook』(2011年2月発売)を基に再構成]

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