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ソフトウエアキーボードにボタンを押す触感、米ベンチャーが開発

液体を注入して、キーの部分をふくらませた状態

画面上にキーボードの形を表示して文字入力するソフトウエアキーボードに、ボタンを押すような触感を与える。このような技術を米ベンチャー企業のTactus Technology社が開発。米国ボストンで開催中の「SID 2012」に試作機を出品している。

タブレット端末やスマートフォンで用いられる投影型静電容量方式タッチ・パネルに、物理的にボタンを押すような触感を与えられる。

Tactus社は、触感を与えるために、液体が流れる微小な通路を形成した透明な柔らかい板をタッチ・パネルの上に載せた。液体を注入すると、ソフトウエアキーボードのキーの表示位置に液体が多くたまるように、通路の形状を設計している。液体がたまってふくらんだ部分を押すと、物理的にボタンを押しているような触感が得られる。また、注入した液体を取り除くと、通常の平坦な表面に戻る。液体の注入や除去は、電気的に制御できる。

液体を取り除いて、表面を平坦にした状態
液体が流れるジグザグ状の通路を形成した透明な板を、液晶パネルとタッチパネルの上に載せている
液体の通路を形成した、透明な柔らかい板

今回の試作機は、SID 2012の「I-Zone Best Prototype Award」という賞を獲得した。I-Zone(Innovation Zone)は、ベンチャー企業などの試作品を集めて一望できるようにした展示会の企画。50回目を迎えるSIDで初めて開催された。多くのベンチャー企業が活躍している米国の学会・展示会らしい企画といえそうだ。

(Tech-On! 田中直樹)

[Tech-On! 2012年6月7日掲載]

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