天平の姿をCGで再現 東大寺の執金剛神立像

2013/12/8付
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東大寺法華堂(奈良市)の秘仏・執金剛神立像(国宝、奈良時代)の彩色を東京芸大と東京理科大の研究チームがコンピューターグラフィックス(CG)技術で再現し、8日、同寺で発表した。

つくられた当時の鮮やかな色彩がCGでよみがえった東大寺・執金剛神立像。東京芸大などが再現した=同大提供共同

執金剛神は金剛杵(こんごうしょ)という法具を持ち仏法を守護する神のことで、像の高さは173センチ。

チームは2011~12年、厨子(ずし)から出した像に蛍光エックス線分析などを実施。特定した顔料や肉眼による調査から彩色を復元し、CGデータに落とし込んで造像当初のカラフルなイメージを作った。

高価な鉛白を使った純白の下地に、群青や緑青など純度の高い顔料を塗り、非常に鮮やかな色彩だったことが判明。これまで石とも考えられてきた目には鉛ガラスが使われていた。

再現した東京芸大大学院の山田修非常勤講師は「決して手を抜くことのない華やかな彩色が施されていたことがよく分かる」と話した。画像は今後、境内の東大寺ミュージアムで公開される予定。〔共同〕

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