脱ページビュー主義 新経済ニュースアプリの挑戦
ブロガー 藤代 裕之

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2014/5/9 7:00
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「ニューズピックス」を運営するユーザベースの梅田優祐共同代表

「ニューズピックス」を運営するユーザベースの梅田優祐共同代表

梅田さんは「人には発見と理解の欲求がある」と説明する。人による記事の選択は、興味があるニュースに出合う機会を増やすことにもつながっている。経済とジャンルを絞っていることで、ソーシャルメディア上で話題になる前に、ニュースに触れることもできる。

昨年9月にリリース。東洋経済オンライン、ダイヤモンド・オンラインなどの60の経済メディアが閲覧でき、20代、30代がメインユーザーで大学生も多い。最初はあまりコメントが付かず、サービスが盛り上がらず苦労したという。同社ではアプリを利用してもらうように専門家に一人ひとり会って依頼した。その結果、竹中氏や夏野氏が積極的にニュースを選ぶ(ピックすると呼ぶ)ようになった。さらにタイムラインにコメントを掲載するようにインターフェースも改善した。

■ビジネスパーソンの不便を解消する

同社はニュースアプリ専業ではなく、SPEEDA(スピーダ)と呼ばれる企業分析サービスを提供している。スピーダは、国内の約3万5千社、海外180カ国の約25万社の財務データ、役員や株主の情報、専属のアナリストが分析した550業界のデータが利用でき、金融機関やコンサルティングファーム、経営企画部やマーケティング部門などで国内400社が契約している。

力を入れたのはユーザーインターフェース(UI)。専門家が使う分析ツールは難しくなりがちだが、シンプルで、直感的に、使えるように工夫した。「提供されているサービスに利用者が合わせなければいけないというのはBtoCではあり得ない。ビジネスパーソンの不便を解消したかった」という。

なぜBtoBのサービスを展開していた同社が、ニュースアプリに乗り出したのだろうか。ひとつは、企業分析にニュースは切り離せない情報であること、もう一つは経済に興味を持つ人の裾野の拡大だ。

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