USTREAM Asia、JASRAC/JRC/イーライセンスと楽曲二次利用で包括契約

2010/7/7付
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USTREAM Asiaは2010年7月6日、動画共有サイト「Ustream」内での音楽著作物の二次利用について、日本音楽著作権協会(JASRAC)、ジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)、イーライセンスの音楽著作権管理事業者3団体との間で包括許諾契約を締結したと発表した。これにより日本国内のUstreamのユーザーは、各管理事業者の管理楽曲を含んだ動画をUstreamへ投稿可能になる。

今回の包括許諾で対象となるのは、日本国内のUstreamユーザーが、各管理事業者の管理楽曲を演奏・歌唱する様子を撮影した動画などを、Ustreamに投稿するといったケース。一般に、音楽を二次利用して動画を作成し投稿する場合は権利者の許諾が必要だが、3団体の管理楽曲についてはユーザーが個別に許諾を求める必要がなくなり、利便性が大きく向上する。なお、USTREAM Asiaはユーザーに対し、動画内で二次利用している楽曲の情報をUstreamに報告するよう求める予定。具体的な報告方法については7月中旬に告知するとしている。また、Ustreamは海外でもサービスを展開しているが、包括許諾契約は日本国内限定のため、海外のUstreamユーザーが今回の包括許諾契約の枠内で音楽を二次利用することはできない。

今回の包括許諾契約は、原盤権などの著作隣接権を含んでいない。このため、包括許諾の範囲内で二次利用が可能なのは、ユーザーなどが自分で演奏・歌唱したものを撮影するといったケースに限られ、CD音源をBGMなどとして動画内でそのまま使うことはできない。ただし今回の包括契約とは別に、JRCは2010年3月に一部の管理楽曲の原盤権について、Ustreamでの二次利用を許諾している。この対象楽曲については「今後も継続して二次利用を可能にする方向で調整中」(JRC)としており、スピッツ、ホフディラン、野宮真貴などの一部楽曲については、CD音源を動画内で使うこともできる。

このほかUSTREAM Asiaは、Android搭載スマートフォンで動作するUstreamの閲覧アプリケーション「USTREAM Viewer」日本語版と、動画投稿アプリ「USTREAM Broadcaster」日本語版の提供を7月6日に開始した。

(日経パソコン 金子寛人)

[PC Online 2010年7月6日掲載]

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