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アメフト強豪、クラウドファンディングで資金調達

日本社会人アメリカンフットボール協会のトップリーグに属する「BULLSフットボールクラブ(以下、BULLS)」が、ネット経由で不特定多数の個人から資金調達する「クラウドファンディング」に乗り出す。チームの運営資金を調達するのが目的で、運営はJGマーケティング(東京・港)が担当、アマゾンウェッブサービス(AWS)のITシステムを利用する。

BULLSは1981年に設立された名門チームだが、2013年8月にメインスポンサーの日本ユニシスが撤退を決定。トップリーグ開幕直前の出来事で、チーム継続へすぐさま新たなスポンサー探しを求められた。BULLの宮内伸佳監督が個別に交渉先を探す一方で、個人からの出資を募る手段としてクラウドファンディングに乗り出すことを決めた。

JGは、日本におけるその分野の先駆けとして、ノーベル賞を受賞した山中伸弥・京都大学教授のファンディングを手掛けるなどの実績を持つ。JGの佐藤社長は「クラウドファンディングは新しい資金調達方法として米国で注目されている。日本で私たちも案件を多く手掛けているが、これまでトラブルを起こしたことがない。安定した運営をしている」と強調する。BULLSの宮内監督は「スポーツビジネスに風穴を空ける新たな手法」と話す。

具体的には、JGがプロジェクトサイトを設定。期間は9月5日から10月5日までで、最低単位を1万円として資金を募る。目標は300万円で、資金提供者には額に応じて観戦チケットや納会参加権を受け取れる。

BULLSの樋口慶キャプテンは「チームのメンバーは様々な仕事をしながら、BULLSで一生懸命戦っている。若い選手に資金不足で苦労をさせたくない。ファンとの交流を増やすなど様々な形でファンディングに協力したい」と語る。

スポーツにもクラウドファンディングが浸透するかどうか。試金石となりそうだ。

(日経情報ストラテジー 酒井耕一)

[ITpro 2013年9月5日掲載]

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