2018年10月19日(金)

電池が2日持つシャープのスマホ 「圧巻の内容」 シャープ「アクオスフォン ゼータ SH-02E」

2012/12/13 7:00
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シャープの「アクオスフォン ゼータ SH-02E」(通信会社はNTTドコモ)

シャープの「アクオスフォン ゼータ SH-02E」(通信会社はNTTドコモ)

シャープは新型「IGZO」液晶を搭載した高機能なスマホ「アクオスフォン ゼータ SH-02E」をNTTドコモに供給、ドコモが11月29日に発売した。NTTドコモの高速通信サービスLTE(ブランド名はXi=クロッシィ)に対応、クアッドコアCPU、4.9型液晶、約1630万画素のカメラなど高性能モデルとしながら、省エネで長時間使えるようにした。液晶が省エネであるうえに、2320mAhという大容量電池を搭載することで、通常のスマホがほぼ毎日充電する必要があるところを、2日間持つようにしたという。

タッチパネルの認識精度も高めており、付属の小型ペンで手書き入力もしやすい。カメラには光学式と電子式の手ぶれ補正機能が付く。さらにおサイフケータイやワンセグ放送、赤外線通信、防水・防じんといった日本仕様の「全部入り」となる。近接無線通信の国際規格「NFC」も採用、Wi-Fiテザリングも10台まで可能だ。

使い勝手やデザインを重視した。ユーザーインターフェースは直感的に操作しやすい「フィールUX」を搭載。スマホを指でトントンとたたくと音声認識モードに切り替わり、音声で画面オフからロック解除、アプリ起動、カメラのシャッター操作ができるという新しい使い方も用意した。パネル面の振動で音声を直接耳に伝える「ダイレクトウェーブレシーバー」も搭載、耳を当てる位置を気にせずに使える。

4.9型と大型画面ながら周りを狭くする「狭額縁設計」で横幅を4.7型の前モデルとほぼ同様に抑えた。本体色はレッド、ホワイト、ブルーの3色をそろえた。実売価格は8万円台前半、販売目標は非公表。

【日経産業地域研究所研究員の視点】

アップルの「iPhone(アイフォーン)5」をベンチマーク商品として採点した(ベンチマーク商品の概要は下記)

アップルの「iPhone(アイフォーン)5」をベンチマーク商品として採点した(ベンチマーク商品の概要は下記)

今回の新製品では4.9型の大型「IGZO」液晶やクアッドコアCPU、1630万画素カメラなどハイスペックながら、液晶の省エネ性能と大容量バッテリーの搭載などで、電池の持ちがいいのが特徴だ。標準的なスマホでは電池が1日持つかどうかというところを、「2日間充電なしで使えるようにした」(シャープ)という。

例えば、IGZO液晶搭載スマホではウェブ画面などが静止している状態での消費電力が従来の3分の1から4分の1になるという。スマホでウェブや映像などを見る人が増えているなか、日本のスマホでもパソコンのような共通の測り方で「インターネット利用時」などの指標があるとユーザーには親切だろうし、企業も省エネ性能をアピールしやすくなる可能性はある。

IGZOには画面のタッチパネルの反応精度や応答性が高いという特徴もあり、小型のペンも付属して手書き入力ができるのも便利だ。カメラには電子式に加えて光学式手ぶれ補正機能も搭載、音声でシャッターが切れたりするなど、新しい使い方の工夫を凝らすなど、盛りだくさんの機能がある。日本仕様も「全部入り」だ。

スペックに関しては、iPhone5(ベンチマーク機)をしのぐ「圧巻の内容」との声がある。一方、iPhone5も進化しており、ユーザーに与える満足度という点では今回のシャープ製品を上回るという指摘もある。

今夏の初代ゼータはCPUの調達が難しく品不足となった経緯があり、今回は起死回生を図るモデルだ。シャープの経営に関するネガティブな話題が多くなっているなか、IGZO液晶搭載の新製品の販売が経営の先行きを示す指標にもなりそうで、売れ行きへの注目度は高い。

価格実売8万円台前半
販売目標非公表
発売11月29日
OS米グーグル「アンドロイド4.0」
CPU米クアルコム APQ8064 クアッドコア(1.5GHz)
内蔵メモリー(ROM/RAM)32GB/2GB
画面サイズ約4.9型液晶(解像度1280×720)
連続通話/連続待ち受け約580分(3G)/約380時間(3G)、約350時間(LTE)
バッテリー容量2320mAh
カメラメーン:有効画素数約1630万CMOS、サブ:同約120万CMOS
サイズ、重量幅約68×高さ約135×厚さ約9.8~10.9mm、約152g

【ベンチマーク商品】

アップルの「iPhone(アイフォーン)5」(通信会社はソフトバンクモバイル、KDDI)。前機種に比べ本体を縦長にし、画面を4型とやや大きくしながら、18%薄く、20%軽く仕上げた。最新半導体「A6チップ」や薄型で高精細の液晶「レティーナディスプレー」を採用、これまで最も薄型・軽量としつつ、映像などの処理速度は従来の2倍とした。

高速通信サービスLTEにも対応。スマホを介してパソコンなどをネット接続できる「テザリング」機能は、KDDIが販売するiPhone5では9月21日から、ソフトバンクは12月15日から使える。

本体は酸化皮膜処理を施したアルミニウム製で、ダイヤモンドによるカットで面取りしたエッジやガラス素材を組み合わせ、仕上がりの美しさや手になじむフィット感を実現した。カメラは800万画素でパノラマ撮影が可能で、ビデオの撮影中に写真を撮ることもできる。耳になじむ形を追求した新型イヤホンも同梱(どうこん)した。OSは最新の「iOS6」を搭載、200以上の新機能を用意した。

容量は16GB、32GB、64GBの3種類。連続通話は最大8時間(3G)、連続待ち受けは最大225時間。インターネット利用時の電池駆動時間はLTEと3Gで最大8時間、Wi-Fiで最大10時間。幅約58.6×高さ123.8×厚さ7.6mm、重量は約112g。本体色はブラック&スレート、ホワイト&シルバー。9月21日発売、価格は5万1360~7万2000円(ソフトバンク)、6万1680~8万2320円(KDDI)。

「新製品ウオッチャー」では、日経産業地域研究所が選んだ注目の新製品を、同業他社や販売店の担当者、評論家など3~5人の専門家が評価。新規性など12項目で競合製品(ベンチマーク商品)と比べた優劣を「非常に優れる」(6点)から「同等」(3点)、「非常に劣る」(0点)までの7段階で各専門家が採点し、その平均を算出しています。

■より詳しく知りたい方は「日経消費ウオッチャー」オンライン・データベース(有料)で

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