2019年2月20日(水)

三陸鉄道が全線開通 津波で被害、「第2の開業」

2014/4/6付
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東日本大震災の津波で被害に遭った三陸鉄道が全線で運行再開(6日、岩手県の宮古駅)

東日本大震災の津波で被害に遭った三陸鉄道が全線で運行再開(6日、岩手県の宮古駅)

東日本大震災の津波で大きな被害に遭った岩手県の三陸鉄道は6日、最後まで不通となっていた北リアス線小本―田野畑間(10.5キロ)の運行を再開した。南リアス線と合わせた107.6キロが全て復旧し、開業30周年で再出発を果たした。

悲願だった全線開通について、望月正彦社長は「きょうは三鉄第二の開業の日といえる」と話しながらも「人口減少などで、これからの方がむしろ厳しい状況になる」と気を引き締めた。

久慈駅を早朝、発車した3両編成の上り一番列車には、鉄道ファンら50人以上が乗車。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で「袖ケ浜駅」として登場した堀内駅(普代村)付近などで、住民が大漁旗を振って歓迎した。この日の記念列車では、古民家風の内装とした新型お座敷車両がお目見えした。

全線で運行を再開した三陸鉄道。記念列車の出発前には女優の藤原紀香さん(左端)がくす玉を割った=6日午前、岩手県の宮古駅

全線で運行を再開した三陸鉄道。記念列車の出発前には女優の藤原紀香さん(左端)がくす玉を割った=6日午前、岩手県の宮古駅

太田昭宏国土交通相は宮古駅で開かれた記念式典に出席し「(住民にとって)鉄路の復旧は他の交通機関とは違う、特別な喜びだ。三陸鉄道は復興加速化の原動力となる」と述べた。

三陸鉄道は、震災の起きた2011年3月中に北リアス線の一部で運行を再開し、復旧区間を拡大させたが、小本―田野畑間は駅や高架橋が流失し、工事に時間がかかった。南リアス線(盛―釜石)は今月5日、全区間が元に戻った。

三陸鉄道は1984年4月1日、旧国鉄の赤字路線を引き継ぎ、未開通区間も整備して開業した。経常損益は昨年度まで20年連続の赤字。震災で減った住民の利用拡大や、観光客の掘り起こしが必要になっている。〔共同〕

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