2019年3月23日(土)

武道・ビジネス講座・語学…オンラインで新しい学び

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2013/3/10付
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ネットを使ったオンライン学習が注目を集めている。時間や場所の制約がなく、無料や割安な料金で始められるのが魅力。会員数を伸ばす3つの企業・団体の利用状況から学びの新しい形を探った。

精進合気道のマリック・タヒード代表

精進合気道のマリック・タヒード代表

東京・五反田にある品川区総合体育館。ここで週1回、小学生から50代までの男女約60人が合気道の稽古で汗を流す。英国出身のマリック・タヒード氏が代表を務める道場「精進合気道」だ。ここでオンライン学習が技能習得に大きな力を発揮している。

■技の動きを予習

タヒード代表が道場を開いたのは4年前。合気道歴は13年で師範4段の腕前。本場日本で道場を開きたいとの夢を胸に、英保守党のスポークスマンをやめて8年前来日した。

合気道の有力流派である合気道養神館本部道場で住み込みを経て道場を開いたものの、当初習いに来たのは1~2人。それもすぐにやめてしまう人が多く、順調な滑り出しとはいえなかった。タヒード代表が感じたのは、仕事や家庭生活に忙しい多くの日本人には、合気道にじっくり打ち込む時間がないこと。週1回の稽古だけでは、基本形や技を覚える余裕はなく、動作が身につかない。そもそも一般の人、特に女性が「武道は厳しくて怖いもの」という先入観を持っていることも思い知らされた。

150の技などが学べる会員制ホームページ

150の技などが学べる会員制ホームページ

そこで考えたのが、武道では珍しいオンラインの利用だ。米マイクロソフトの英法人での勤務経験もあるタヒード代表は、道場のホームページに「オンライン学習センター」を設けた。オンライン学習センターは会員制パスワードで利用できる。直近の稽古で練習生たちがうまくできた点や、改善すべき点を総評するとともに、次回の稽古のテーマを示す。オンライン上では「構え」や「体さばき」、「抑え技」、「投げ技」といった約150の基本形や技を好きな時間に好きなだけ動画で見ることができる。動画の一部はタヒード代表が自ら撮影した。子どもや初心者には意外と難しい帯の結び方の映像もある。練習生は次の稽古日までにこうした映像を事前にしっかり見て学ぶ。家庭でできる動作なら1人で予習できる。

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