2019年5月23日(木)

エクセル「方眼紙」の操作性を再現したアプリ開発ソフト

2013/12/5付
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グレープシティは2013年12月4日、表計算ソフト「Microsoft Excel」に似たユーザーインターフェースと操作性で業務用のWebアプリを開発できるソフトウエア「Forguncy」(フォーガンシー)を発表、特設サイトと公式Twitterアカウントを公開した。「Excelライクだから操作方法や設定手順が理解しやすく、プログラミングの知識が必要ない」というのがうたい文句だ。2014年夏の発売を目指す。価格やライセンスといった詳細は未定。

Excel感覚で業務アプリを作れる「Forguncy」

日本の企業では、Excelは表計算やグラフ作成といった本来の機能を超え、Excelのマス目を用いたいわゆる「Excel方眼紙」で帳票や台帳のフォーマットが作られていることが多い。システム開発の現場でも、仕様書の多くはExcelで書かれている。こうしたExcel文書偏重の日本企業独自の文化は、生産性の面で疑問視されることが多い。

ただ、広く使われているということは「使える人が多い」ということでもある。そこで、「Excelでフォームを作るのと同じ感覚で、プログラミングをしたことがない人でも簡単にWebアプリを作成できるソフトウエア」として同製品を開発した。同社の表計算コンポーネント製品「SPREAD」の技術が基になっているという。これまで"負の遺産"と捉えられがちだったExcel方眼紙も、同製品を使えば"宝の山"になるとする。

日本の業務アプリケーションの画面レイアウトは、けい線を多用して紙伝票をそのまま再現したデザインが多い。Forguncyを使えばそうした画面を忠実に再現できる。Forguncyで作った画面をExcelファイルとして出力したり、既存のExcelファイルを読み込んで画面を作ったりすることもできる。なお、Forguncyの使用環境にExcelがインストールされている必要はない。

開発したWebアプリはログイン機能やユーザー管理機能も備えており、作ったアプリに社外からアクセスすることもできる。Forguncyが備えるデータベース機能に加え、既存システムで使用しているデータベースに接続することもできる。「売り上げデータを自分たちの業務フローに合わせて集計するアプリ」「キャンペーンの対象者を顧客データから抽出するアプリ」といった用途を見込んでいるという。

(日経ソフトウエア 大森敏行)

[ITpro 2013年12月4日掲載]

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