2019年9月21日(土)

Gメール乗っ取り 抜本策なきグーグルの苦悩

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2013/2/5 19:45
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グーグルは5日、グーグルアカウントや自社ブラウザー「Google Chrome(グーグルクローム)」のセキュリティーに関する記者説明会を都内で開催した。同社の担当者は、ブラウザーのセキュリティーを高める方策として2段階認証などのポイントを挙げ、ユーザーに対策を促す考えを示した。こうした説明会は同社として初めて。昨年末、グーグルのウェブメールサービス「Gmail(Gメール)」でアカウント乗っ取り事件が多発。開催の背景には、Gメールに対するユーザーの信頼が揺らぐことへの危機感があるとみられる。

グーグルの記者説明会の様子(5日、東京・港)

グーグルの記者説明会の様子(5日、東京・港)

昨年12月、複数のユーザーのGメールに何者かが不正にログインし、そのユーザーになりすましてアドレス帳に登録されている他人のメールアドレスに迷惑メールを送信するという事件が相次いだ。メールに件名はなく、特定のURLだけが記載されていた。

グーグルは具体的な被害件数などについて「把握していない」(広報)としているが、Gメールのパスワードがなんらかの手法で破られたことが原因だ。

説明会で同社セキュリティーポリシー担当マネージャーのエリック・デイビス氏は、インターネット利用の安全性を高める方法として「数字、文字、記号で構成された長いパスワードの作成・利用」「パスワードのメール送信や共有を控える」「2段階認証の利用」――などを改めて紹介。「インターネットは巨大な街と同じ。歩くときには(ユーザーにも)対策が必要だ」と注意を促した。

インターネットを安全に利用するための主なポイント
(1)数字、文字、記号で構成されたパスワードを設定・利用する
(2)パスワードのメール送信や共有を控える
(3)パスワードを定期的に再設定する
(4)2段階認証を利用する
(5)ブラウザーやOSを最新のバージョンに更新する

グーグル資料を参考に作成

2段階認証とは、ログイン時に通常のパスワードに加え、1回限り有効なパスワード「ワンタイムパスワード(確認コード)」を要求する認証方式(認証技術)のことだ。確認コードは自身の別のメールアドレスや携帯電話などに送信されるため、セキュリティーを高められるという。

自分だけが常時利用するパソコンなどは、確認コードの入力を省略する設定もできる。初回ログイン時に「このパソコンを信頼できるパソコンとして登録する」の項目にチェックを入れておけば、以降そのパソコンからは通常のユーザー名とパスワードだけでログイン可能だ。(設定方法などはこの記事を参照)。

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