衝撃に強い子供向けケータイ 災害・避難情報も 京セラ「マモリーノ3」(通信会社はKDDI)

2013/3/12 7:00
保存
共有
印刷
その他

京セラの「マモリーノ3」(通信会社はKDDI)

京セラの「マモリーノ3」(通信会社はKDDI)

京セラは耐衝撃性を備えた子供向け携帯電話「マモリーノ3」をKDDIに供給、KDDIが1月11日に発売した。子供向けに通話とメールに絞り、防犯ブザーと全地球測位システム(GPS)を組み合わせて防犯対策をした「マモリーノ」シリーズの最新モデル。今回は新たに米国防総省規格に準拠した耐衝撃性を備え、防水性能をIPX8レベルに上げた。

防犯ブザーはストラップを引く以外に、新たにスライドスイッチを指でスライドすれば鳴り、同時に防犯ライトも点滅するようにした。防犯ブザーを鳴らすと、自動的にココセコムオペレーションセンターに通報、ただちにマモリーノ3に連絡、必要に応じて指定した連絡先に連絡する。保護者の要請により、最寄りのセコムから緊急対処員が子供のもとに急行するサービスもある(1回当たり1万500円)。

保護者が子供の居場所が気になったときなどに、携帯やスマホ、パソコンを使って地図で確認できたり、指定した時間に子供の現在位置を自動的に確認できたりする。登録した10件の連絡先と電話やメール送信ができ、そのうち3件までワンタッチボタンで登録して簡単に連絡がとれる。緊急速報メールでは、気象庁が配信する緊急地震速報に加え、新たに津波警報、国や自治体が配信する災害・避難情報にも対応した。

本体色はブルー、ピンク、ホワイト。実売価格は1万円台後半、販売目標は非公表。

【日経産業地域研究所研究員の視点】

ファーウェイ(華為技術)の「キッズケータイ HW-01D」をベンチマーク商品として採点した(ベンチマーク商品の概要は下記)

ファーウェイ(華為技術)の「キッズケータイ HW-01D」をベンチマーク商品として採点した(ベンチマーク商品の概要は下記)

マモリーノはもともと2010年3月発売の1号機から、防犯ブザーと連動して、セコムの現場急行サービスが利用でき、話題を呼んだモデル。2011年3月には、電源を切っても防犯ブザーや位置検索を使えるようにした「マモリーノ2」を発売。今回の3号機では、子供の手が滑って落としたり、乱暴に扱ったりしても壊れにくい耐衝撃性能を備えたことが特徴だ。

万一のときの現場急行サービスについては、ベンチマーク機に取り上げたNTTドコモが販売する「キッズケータイ HW-01D」も、2012年10月から綜合警備保障(ALSOK)と協力して始めている。マモリーノは従来も緊急地震速報には対応していたが、今回新たに津波警報や国・自治体が配信する災害・避難情報にも対応した。災害用伝言板サービスも使えるなど、防災対策が充実している。

子供向けケータイについては、実際には親が契約しているキャリアで選ぶことが多いが、機能や使い勝手の地道な改良が商品力の強化につながっていることは間違いない。

価格実売1万円台後半
販売目標非公表
発売1月11日
画面サイズ約2型
連続通話約260分
連続待ち受け
(簡易ライト使用時は除く)
約890時間
防水IPX5/8
防じんIP5X
サイズ、重量幅約48×高さ88×厚さ18.9~20.0mm、約80g

【ベンチマーク商品】

ファーウェイ(華為技術)の子供向け携帯電話「キッズケータイ HW-01D」(通信会社はNTTドコモ)。機能を通話とメールに絞り、防犯ブザーとGPSで防犯対策を施した。保護者の依頼により綜合警備保障(ALSOK)が警備員を利用者のところに有料(1時間ごとに6300~1万500円)で派遣するサービスも付く。

防犯ブザーが使われた際には登録先に自動で音声発信するほか、「イマドコサーチ」に登録しておけば、保護者に利用者の現在地を通知する。イマドコサーチでは保護者が携帯電話やパソコン上で検索し、利用者の位置を地図上で確認することもできる。本体は防水・防じん対応で、強化プラスチックも採用。2型液晶で、幅約49×高さ約89×厚さ16.5mm、約84g。色はブルー、ピンク、イエロー。2012年9月5日発売、実売1万円程度。

「新製品ウオッチャー」では、日経産業地域研究所が選んだ注目の新製品を、同業他社や販売店の担当者、評論家など3~5人の専門家が評価。新規性など12項目で競合製品(ベンチマーク商品)と比べた優劣を「非常に優れる」(6点)から「同等」(3点)、「非常に劣る」(0点)までの7段階で各専門家が採点し、その平均を算出しています。

■より詳しく知りたい方は「日経消費ウオッチャー」オンライン・データベース(有料)で

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]