2019年2月17日(日)

マグロ落札、過去最高5649万円 築地で初競り

2012/1/5付
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水産物や野菜などを扱う全国の主な卸売市場で5日早朝、今年初の取引となる「初競り」が行われた。東京・築地の中央卸売市場では、1本269キロの青森県大間産クロマグロが5649万円(1キロ当たり21万円)で競り落とされた。

東京・築地市場の初競りで、すし専門店「すしざんまい」を展開する喜代村がクロマグロを過去最高値の1匹5649万円で競り落とした

東京・築地市場の初競りで、すし専門店「すしざんまい」を展開する喜代村がクロマグロを過去最高値の1匹5649万円で競り落とした

同市場によると、記録のある1999年以降では、2011年の3249万円(同9万5千円、北海道戸井産)を大幅に上回る過去最高値となった。

落札したのはすしチェーン「すしざんまい」運営の喜代村(東京)。近年は香港のすしチェーンによる落札が目立っていたため、喜代村の木村清社長(59)は「海外に持っていかれるより、国内で良いマグロを食べてほしい。東日本大震災や経済低迷があるが、日本みんなで頑張ろうと景気づけをしたい」と話した。にぎりずしとして、1個134~418円の通常価格で提供するという。

マグロ漁で有名な大間漁業協同組合(青森県大間町)では年末に取れたマグロを初競りに出していたが、鮮度を高めるため、今回は年明けに漁獲したマグロを出荷。前年に戸井産に奪われた最高値を奪還した。

初競り前には市場関係者が集まり、卸売業者の代表が「水産に従事する多くの仲間を震災で失ったが、できることをしっかりやっていこう」とあいさつ。手締めで商売繁盛を祈願し、競り人が鐘を鳴らすと、威勢の良い値決めの声が響いた。

水産庁によると、クロマグロは資源枯渇の問題から国際的に漁獲規制が強まり、入荷量が減少。中央卸売市場での価格は上昇基調にある。〔共同〕

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