2019年1月16日(水)

伊藤穰一氏やレイ・オジー氏ら、「リーン・スタートアップ」を語る

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2011/11/4付
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デジタルガレージは2011年11月3~4日、東京都内でイベント「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2011 Fall」を開催した。この会議は年に2回開催しているもので、今回は、ネットビジネスを効率よく短期間で立ち上げる手法として注目を集めている「Lean Startup(リーン・スタートアップ)」をテーマに据えた。イベント自体も「Lean Startup Camp Tokyo」と題して、世界各地からスピーカーを招き、Lean Startupについて意見交換する機会を用意した。

写真1 デジタルガレージ共同創業者の伊藤穰一氏

写真2 デジタルガレージ・グループCTOのイアン・マクファーランド氏

写真3 「Lotus Notesの父」レイ・オジー氏も参加したパネル討論会

冒頭の基調講演に立ったのは、デジタルガレージ共同創業者で、現在は米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの所長も務める伊藤穰一氏(写真1)。「BI(Before Internet)の世界では"権威"と呼ばれる組織や人が分厚い仕様書を作り、その後サービスを開発していたが、AI(After Internet)では世界はフラットになり誰でもサービス開発に参加できるようになった」と時代の変化を語り、AI時代には「アジャイル(俊敏)で、アドホック(その都度の対応)な方が勝利を収める」とした。

その背景には、サービスを作り、配信し、コラボレーションするためのコストが圧倒的に小さくなったことがある。伊藤氏は、著名人の言葉を引用しながら、「小さいパーツが緩やかにつながる」「モノをあまり持たない」「ざっくりとした合意の上で、動いていくものを見ながら軌道修正する」のがよいとした。これらは、いずれもLean Startupの基本的な考え方になっている。

さらに、大企業はビジネスを始める際に事業全体の"地図"を作製、それを俯瞰(ふかん)してリスクを回避しようとするが、「そのコストと時間が惜しい」と指摘する。「社内で会議をしている間に、やってしまった方が安く済んでしまうことがある」(伊藤氏)。さらに、新しいビジネスには「偶然性」が大事だとし、今回のイベントを通じた、いろんな出会いを期待したいとした。

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