2018年8月20日(月)

「羽田空港から新宿まで20分」、3環状道路整備にめど
五輪で変わる東京(4)

科学&新技術
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2014/3/12 7:00
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 2020年東京五輪の開催が決まり、都市の大改造が加速し始めた。東京は今後どんな姿に変貌するのか――。日経BP社が発行した「東京大改造マップ2020」では、東京23区内で計画されている延べ面積1万平方メートル以上の大規模開発や、道路・鉄道など交通インフラの情報を網羅的に収集。「東京の未来地図」を作成し、注目エリアの今後を予測した。連載「五輪で変わる東京」では、変貌を遂げる東京の姿を、「街」「道路」「住まい」の観点からそれぞれ見ていく。第4回では、首都圏道路交通の骨格であり、2020年までに9割が整備される見通しの「3環状」を中心に、道路インフラの将来像を紹介する。

 五輪開催の決定が追い風となって、首都圏の道路交通の骨格となる3環状道路の整備が加速しそうだ。

2013年12月26日に国土交通省と中日本高速道路会社は、圏央道の相模原愛川IC-高尾山IC間の開通時期を取材時の「2014年3月末」から同年6月に変更すると発表した

2013年12月26日に国土交通省と中日本高速道路会社は、圏央道の相模原愛川IC-高尾山IC間の開通時期を取材時の「2014年3月末」から同年6月に変更すると発表した

 都心から半径約8kmの首都高速道路の中央環状線と半径約15kmの東京外かく環状道路(外環道)、半径約40~60kmの首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の3環状は、1964年に「3環状9放射」の道路ネットワークとして計画された。

 東名高速道路や中央自動車道など放射方向の高速道路が早々と完成したのに比べ、環状方向の道路は整備が遅れている。海外主要都市の環状道路は、整備率でロンドンが100%、パリが85%。これに対し、東京の3環状は2012年度末時点で59%にとどまっている。

■まず14年度に中央環状線が全通

 3環状で最初に完成するのは2014年度に全通予定の中央環状線。東京都と首都高速道路会社が共同で事業を進める品川線の延長9.4kmが2014年度末に開通し、約47kmの環状道路がつながる見込みだ。

 品川線は、首都高の3号渋谷線・大橋ジャンクション(JCT)と湾岸線・大井JCTを地下トンネルで結ぶ。トンネル部分の延長は約8.4kmで、接続する新宿線の山手トンネルを合わせると約18km。開通すれば、関越自動車道の関越トンネル(約11km)を超えて、日本最長の道路トンネルが誕生する。

首都高の中央環状品川線が湾岸線と接続する大井ジャンクション。手前の高速道路が湾岸線で、運河沿いから延びる道路が品川線。運河を越えて湾岸線に接続する道路は1号羽田線(写真:首都高速道路会社)

首都高の中央環状品川線が湾岸線と接続する大井ジャンクション。手前の高速道路が湾岸線で、運河沿いから延びる道路が品川線。運河を越えて湾岸線に接続する道路は1号羽田線(写真:首都高速道路会社)

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