2019年5月20日(月)

「もはや倉庫ではない」ヤマトHDの羽田物流ターミナル

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2010/12/6付
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 ヤマトホールディングス(HD)の次世代型物流施設「羽田物流ターミナル」が、東京国際空港(羽田空港)に隣接する敷地で2011年の年明けに着工する。設計は日建設計、施工は鹿島が担う。総事業費は約1400億円だ。グループ会社10社が入居し、新たな物流ビジネスを生み出す拠点となる施設を解剖する。

南側から見た「羽田物流ターミナル」の完成予想図。陸・海・空の結節点に建設される。手前の道路は環状八号線。図の右手方向に羽田空港がある (資料:日建設計)

南側から見た「羽田物流ターミナル」の完成予想図。陸・海・空の結節点に建設される。手前の道路は環状八号線。図の右手方向に羽田空港がある (資料:日建設計)

物流ターミナルの配置図 (資料:日建設計)

物流ターミナルの配置図 (資料:日建設計)

ヤマトは、シンガポールや中国・上海での宅配事業に本腰を入れている。国内市場には従来のような右肩上がりの成長が見込めないからだ。そこで必要となるのが国内外をつなぐ拠点施設だった。

荏原(えばら)製作所から羽田工場の跡地を845億円で取得したのが2007年。羽田空港に隣接し、大井コンテナ埠頭から近く、首都高速道路へのアクセスも良好。最高の立地に建てる延べ面積約20万m2の「羽田物流ターミナル」は、ヤマトで最大規模の施設となる。11年1月に着工し、12年10月の稼働を目指す。

ただし、この施設を単なる巨大な「倉庫」と見ては、その位置付けを見誤る。国内外のモノの流れを集約し、グループの事業をパッケージ化することで、新たなサービスを生み出す――。そんな物流ビジネスの"実験場"としての機能こそが、本質だからだ。

北側から見た羽田物流ターミナルの完成予想図 (資料:日建設計)

北側から見た羽田物流ターミナルの完成予想図 (資料:日建設計)

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