2017年11月23日(木)

「物理、仮想、クラウドの壁をなくす」、仮想化の運用管理に注力するノベル

2010/8/3付
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ノベルの鈴木広紀 営業本部SEグループマネージャー

ノベルの鈴木広紀 営業本部SEグループマネージャー

 「仮想化で運用手順が大きく変わった。今までのやり方は忘れて、ベースデザインからやり直すことを提案したい」。ノベルの鈴木広紀 営業本部SEグループマネージャーは、2010年8月3日に都内で開催された「仮想化フォーラム2010 Summer」で講演。「知らないと損!クラウドへの展開を見据えた仮想化運用管理のコツ」というテーマで、同社が提唱する次世代のシステム運用について紹介した。

 同社は「PlateSpin Forge」をシステム運用のコアとなる製品と位置付ける。PlateSpin Forgeは、バックアップ機能、HA(高可用性)機能、環境移行機能、テスト環境を備えるアプライアンスだ。「PlateSpin Forgeの特徴は、内部に仮想マシンを多数稼働させ、データベースの整合性やネットワークの依存関係を維持しながら、本番サーバーをそっくりそのままコピーできること」(鈴木マネージャー)。このコピー機能を利用して、バックアップや環境移行などを実現しているわけだ。

 鈴木マネージャーはバックアップを例に挙げ、「システムごとにバックアップ方法が異なるケースが非常に多い。すでに管理者が管理できないところまできている」とシステム運用の問題点を指摘。「PlateSpin Forgeはワンクリックするだけでバックアップしたり、フェールオーバーしたり、環境移行したり、テスト環境を構築できたりする」(鈴木マネージャー)。運用担当者が覚えることを少なくできるうえ、手順を一本化できる。また、障害発生時にリストアにかかる時間を短縮できる。その結果、システム運用コストの低減につながるという。

 PlateSpin Forgeの特徴として「物理、仮想、クラウドの壁を取り払う」(鈴木マネージャー)こともアピールした。例えば、バックアップしたサーバーイメージをリストアする際、異なるベンダーの物理環境、仮想環境、クラウド環境のどれにでも復元できるという。「PlateSpin Forgeがリストア先に必要なドライバを自動的に判別してインストールする」(同)ことで、これを実現している。

 鈴木マネージャーは「クラウドの時代に入って、システムが流動的になっている。数年先のシステム環境を予測するのは難しい。今後、その時々で最適な環境にリストアしたり移行したりできることが重要になる」と講演をまとめた。

(ITpro 白井良)

[ITpro 2010年8月3日掲載]

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