東電、原発に「凍土壁」 寿命わずか7年に疑問の声
編集委員 滝順一
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東京電力は福島第1原子力発電所の汚染水対策の一環として、「凍土遮水壁」の工事を2日から開始した。1~4号機を囲むように地中に凍結管を埋め、冷却剤を循環させて土壌を凍らせる。氷の壁をつくって地下水が建屋に流れ込むのを抑えるのが狙いだ。ただ早い段階から有効性などに疑問を投げかける声が出ていた。着工にあたって課題や問題点を改めて指摘したい。
土壌を凍らせて汚染水の流れを止める
「もともと私は、凍土壁は...
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