医療でも3Dプリンター 人工骨をカスタムメイド 13年の注目技術6位

(2/2ページ)
2013/12/12 7:00
保存
共有
印刷
その他

2013年 社会にインパクトを与えた技術
1位:イプシロンの人工知能
2位:自動ブレーキ技術
3位:ゲリラ雷雨予測技術
4位:静かに消すビル解体技術
5位:ロボットスーツ(HAL)
6位:3Dプリンター
7位:直下地下切り替え工法
8位:遠隔がれき撤去技術
9位:IGZO(イグゾー)
10位:Hadoop(ハドゥープ)

※日経BP社の専門記者200人が挙げた300以上の技術の中から、4人の審査員が選出した

■医療機器として承認申請へ

さらに人工骨の内部は、新たな血管や骨組織が形成されやすいよう、無数の穴を開けた形状にしている。これにより、自らの骨に早く置き換わりやすくなるという。原則的に、手術は患部の骨膜下に人工骨を挿入して糸で固定するのみと、簡便だ。

顔面への骨の移植は、骨の形が合っていなかったり、外部からの力で変形すると、術後に患者の風貌が徐々に崩れてしまうという大きな問題があった。

「この人工骨を使えば、元の風貌や表情を取り戻したまま維持できる。患者にとっては非常にメリットになる」とネクスト21代表取締役社長の鈴木茂樹氏は話す。

日本では、東大など全国10施設で実施した臨床試験を既に終え、まもなく医療機器として承認申請をする予定。海外では、オランダのマーストリヒト大学などで実際の患者の治療用として採用される見込みであるなど、臨床応用される日は近い。

(日経ヘルスケア 江本哲朗)

[日経メディカルオンライン 2013年10月30日付記事を基に再構成]

  • 前へ
  • 1
  • 2
保存
共有
印刷
その他

日経BPの関連記事

関連キーワード

電子版トップ



[PR]