2019年5月22日(水)

490億円投じ釜石港の湾口防波堤を復旧へ

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2012/3/2 23:00
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東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた岩手県釜石港の湾口防波堤の災害復旧工事が、2012年2月26日に始まった。被災前と同じ高さ(東京湾平均海面+5.1m)の防波堤を、2016年3月までに再建する。復旧費用は約490億円に上る。

釜石港湾口防波堤の復旧に向けた工程表と断面図。合計17函のケーソンを再利用し、それ以外は新たに製作して据え付ける予定だ。南堤の一部には幅50mのケーソンも用いて、施工を効率化する(既存のケーソンは幅30m) (資料:国土交通省東北地方整備局釜石港湾事務所)

釜石港湾口防波堤の復旧に向けた工程表と断面図。合計17函のケーソンを再利用し、それ以外は新たに製作して据え付ける予定だ。南堤の一部には幅50mのケーソンも用いて、施工を効率化する(既存のケーソンは幅30m) (資料:国土交通省東北地方整備局釜石港湾事務所)

北堤が990m、南堤が670m、開口部の潜堤が300mに及ぶ釜石港の湾口防波堤は2008年に完成。最大水深63mを誇り、2010年7月には世界最大水深の防波堤としてギネス記録に認定されていた。震災による津波で北堤はほぼ全壊。南堤のケーソンは22函(かん)のうち12函が倒壊・崩壊する被害を出した。

復旧工事では、北堤に37函、南堤に9函、合計46函のケーソンを新たに据え付ける予定だ。17函は再利用する。防潮堤も一部でかさ上げし、湾口防波堤との組み合わせで港湾と市街地を防護する。

岩手県釜石港の湾口防波堤の位置。写真中の文字は日経コンストラクションが加筆 (写真:国土交通省東北地方整備局釜石港湾事務所)

岩手県釜石港の湾口防波堤の位置。写真中の文字は日経コンストラクションが加筆 (写真:国土交通省東北地方整備局釜石港湾事務所)

東日本大震災の津波でほぼ全壊した釜石港湾口防波堤の北堤 (写真:国土交通省東北地方整備局釜石港湾事務所)

東日本大震災の津波でほぼ全壊した釜石港湾口防波堤の北堤 (写真:国土交通省東北地方整備局釜石港湾事務所)

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