2018年11月16日(金)

木造住宅の新築で30万円相当、木材利用ポイント事業が開始

2013/4/3付
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林野庁は2013年4月1日から、地域材の需要を喚起する施策として、木造住宅の新築などに対してポイントを付与する「木材利用ポイント事業」を始めた。1ポイントが1円相当で、住宅エコポイントなどと同様に、ポイントに応じて地域の農林水産品などと交換できる。

ポイント取得の対象となるのは、(1)木造住宅の新築、増築または購入、(2)住宅の床と内壁および外壁の木質化工事(床と内壁は1棟当たりの面積が9平方メートル(m2)以上、外壁は1棟当たりの面積が10m2以上の工事)、(3)木材製品、木質ペレットストーブなどの購入――の3つ。(1)と(2)は地域材を基準以上利用するなどの条件を満たすことが必要になる。

また、(1)と(2)は2013年4月1日から14年3月31日までに工事に着手するもの、(3)は13年7月1日から14年3月31日までに購入するものが対象になる。

上記の(1)と(2)で取得できるポイント数は次の通り。(1)1棟当たり30万ポイント(特定被災区域の住宅で「全壊」「大規模半壊」「半壊」と認定された場合などは1棟当たり50万ポイント)。(2)床は、新築が9m2で2万1000ポイント(それより3m2増えるごとに7000ポイント加算)、リフォームが9m2で3万ポイント(それより3m2増えるごとに1万ポイント加算)。内壁は、新築が9m2で1万5000ポイント(それより3m2増えるごとに5000ポイント加算)、リフォームが9m2で2万1000ポイント(それより3m2増えるごとに7000ポイント加算)。外壁は、木質系外壁材を使う場合、10m2で1万5000ポイント(それより10m2増えるごとに1万5000ポイント加算)。上限は30万ポイント。(3)については詳細を検討中だ。

■農林水産品や体験型旅行などと引き換え

取得したポイントに応じて、次に示す商品と引き換えたりサービスを受けたりすることができる。

(a)地域の農林水産品など(加工食品や伝統工芸品を含む)、(b)農山漁村地域における体験型旅行、(c)商品券(全国商品券とプリペイドカードは、事務局が別に定める食品・食事券を除き森林づくり・木づかい活動への寄付を行うもの)、地域商品券、(d)森林づくり・木づかい活動への寄付、(e)被災地への寄付、(f)即時交換(木材利用ポイント対象の工事以外の木材を使用した工事の費用に充当)。これらのうち、全国商品券とプリペイドカード(お米券・お肉券などの事務局が別に定める食品・食事券は除く)への交換および即時交換をする場合は、取得したポイントの50%まで利用可能――である。

ポイントの申請方法や受付期間などの詳細は決まり次第、林野庁のウェブサイトや木材利用ポイント事業の事務局のウェブサイトなどで公表する予定。なお、ポイントの対象となる木造住宅や住宅の床と内壁および外壁の木質化工事は、事務局に登録工事の事業者などとして登録のある会社が実施するものに限られるので注意が必要だ。この登録の詳細も決まり次第、同庁のウェブサイトなどで公表する予定だ。

(日経ホームビルダー 岡田篤生)

[ケンプラッツ 2013年4月2日掲載]

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