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医療系ベンチャーが「うつ病経験者」のエンジニア募集

企業などで従業員の健康管理を担う産業医向けに、クラウド型電子カルテなどを開発する医療系ベンチャーのiCAREは、2013年8月30日から、うつ病経験のあるウェブエンジニアの募集を開始した。「うつ病経験のあるWEBエンジニアの方大募集」として、同社の公式フェイスブックページで告知している。

iCAREは慶応大学大学院で経営学修士(MBA)を取得した同窓生らが集まり、2011年6月に設立した。設立メンバーの職業は医師、会計士、エンジニア、ベンチャーキャピタル、営業、看護師など。共同最高経営責任者(CEO)で代表取締役の山田洋太氏は内科認定医。MBA取得と並行して心療内科を学び、産業医の資格も取得している。

山田氏はこれまでに医師として、約1万人の患者と接してきたという。今も現役の産業医として企業の健康管理指導を受託している。その経験を元に開発したのが、産業医の業務を省力化するクラウド型電子カルテ「Catchball」であり、現在ベータテストを実施している。

共同CEOで代表取締役の飯盛崇氏は、今回の募集について「当社の理念やサービスに直結する取り組みとして踏み切った。うつなどの精神疾患の経験がある人に限定しているわけではないが、極力優先して採用したい」としている。今回の採用予定人数は1名。今後、事業拡大に合わせて増やしていく予定だ。

iCAREのスローガンは「ゴキゲンな会社を創る」。従業員の幸福度の高い組織では、生産性、売り上げ、創造性などが高まるといった調査結果が近年相次いで発表されていることを踏まえ、設立目的として掲げた。産業医向けの電子カルテを軸に、企業や団体における従業員のメンタルヘルス管理の新しいソリューションを提供することで、このスローガンを実現しようとしている。「率先垂範で、まずは自社で証明していくことも必要と考え、今回の募集に至った」(飯盛氏)。

スキル面での条件は、ウェブアプリケーションの開発・運用経験、LinuxやApacheなどLAMP環境での開発・運用経験が必須としている。8月30日の時点で数件の問い合わせがあり、9月2日の時点ではまだ募集中である。

(日経情報ストラテジー 佐竹三江)

[ITpro 2013年9月2日掲載]

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