米MSがWindows 8のRTMを発表、開発者向けには8月15日公開
企業向けのボリュームライセンスは9月1日に発売
米マイクロソフト(MS)は2012年8月1日(米国時間)、次期OS「Windows 8」の開発が終了し、RTM(製造工程向けリリース)に至ったと発表した。パソコンメーカーなどのOEMパートナー向けに完成版の提供を開始した。OEMパートナーは、この完成版を基にWindows 8を搭載したパソコンやタブレット端末を製造。既に発表されている通り、10月26日には一般向けに販売を開始する。

8月15日には、MSDN会員の開発者およびTechNet会員のIT管理者などに向けて完成版の提供を開始する。またソフトウエアアシュアランス契約を結んだボリュームライセンスユーザーとマイクロソフトパートナーネットワークのメンバーは、8月16日から入手可能になる。ソフトウエアアシュアランス契約のないボリュームライセンスユーザーに対しては、9月1日に販売を開始する。
同社によると、Windows 8の開発中に公開された3つのプレビュー版(Developer Preview、Consumer Preview、Release Preview)は、合計で1600万台以上のパソコンにインストールされ、過去におけるどの製品のテスト版よりも広く利用されているという。RTMに至った完成版のビルド番号は9200。
なお、Windows 8向けのアプリ配信ストアである「Windows Store」では、同日から企業の登録と有料アプリの受け付けを開始した。
(日経パソコン 田村規雄)
[PC Online 2012年8月2日掲載]