2019年6月21日(金)

三菱自動車「ミラージュ」、タイにおける現地調達率は70%強

2012/8/3付
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三菱自動車は2012年8月1日に日本で発売した「ミラージュ」について、タイでの価格ベースの現地調達率が70%強であることを明らかにした。

エンジンの素形材では、ブロック、ヘッド、クランク軸、カム軸、コンロッドという5品目のうち4品目をタイ国内で調達するとタイ政府から補助金が出る。その条件に対して"過剰"ではあるが、5品目ともタイ製とした。エンジンを製造する子会社であるミツビシ・モーターズ・タイランド・エンジン(MEC)で生産する。

新型ミラージュは980メガパスカル(MPa)までの高張力鋼板を使っている。このうち440MPa級までは現地でGA(溶融亜鉛メッキ)鋼板を入手できる。590MPa級は表面処理をしていないものは現地で入手できるが、GA品は日本から輸入する。980MPa級はすべて日本から輸入する。

CVTは日本のジヤトコ製。2013年にジヤトコタイランド社が稼働すると現地調達率はさらに上がる。なお、日本には入ってこない仕様だが、手動変速機はアイシン・エーアイ製。

ホイールカバー、発炎筒は完成車が日本に着いてから取り付ける。発炎筒は現地にサプライヤーがなく、危険物をタイまで運ぶことによる安全対策などのコストを考え、この方が安上がりだと判断した。ホイールカバーは、理由は明らかではないが日本製の方が安い。取り付け工程が簡単なため、現地まで運ぶのは無駄だと判断した。

なお、エンジンは「3A90」。「コルト」などに積む4気筒、排気量1.3~1.5Lの「4A9」エンジンを3気筒にしたもの。同社の軽自動車用の3気筒エンジン「3B」や「3G」は1Lまで拡大する余地があるが、今回こちらを使わなかったのは、タイ市場、米国市場向けには1.2Lの車種があり、軽用エンジンの拡大では対応できないためだという。

(日経Automotive Technology 浜田基彦)

[Tech-On! 2012年8月2日掲載]

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